

ニキビ(赤い発疹)が
気になっているあなたへ
あなたの今の肌状態
- 赤い発疹がある
- 顔面や胸、背中にできる赤い発疹は尋常性痤瘡(ニキビ)である可能性があります。
- 赤い発疹が大きい・膿んでいる
- 発疹に触ったり、つぶしたりすると、周りの皮膚も傷つけてしまい、きれいに治らなくなる(痕(あと)が残る)可能性があります。
- (赤くない)小さいブツブツがある
- 小さいブツブツは、炎症を起こす前のニキビ(コメド)の可能性があります。肌荒れが気になるという理由で受診して、ニキビと診断される人もいます。
- その他
- まずは、病院で皮膚科医の診断を受けるようにしましょう。
できやすい場所ごとのアドバイス
- おでこ・頬
- おでこや頬はニキビができやすい部分です。髪の毛が触れて悪化する場合があります。ニキビに似た症状で「酒さ」という別の病気である可能性もあります。
- 口周り・フェイスライン
- 口周りやフェイスラインはニキビができやすい部分です。
しかし、唇や唇の近くにチクチクする赤い発疹の場合は、ニキビではなく単純疱疹(口唇ヘルペス)かもしれません。また、フェイスラインの発疹は黄色ブドウ球菌などの細菌が原因となって起こる毛包炎など、別の病気である可能性もあります。
- 背中・デコルテ・胸
- ニキビは顔だけにできるわけではなく、皮脂腺がある部分(胸や背中など)にできることもあります。 しかし、身体にできるニキビに似た症状は、マラセチア菌というカビの一種が原因となって起こる毛包炎など、別の病気である可能性もあります。
- 気にならない・その他
- できるだけ早めに皮膚科を受診して、医師より適切なアドバイスを受けるようにしましょう。
できたり悪化したりする
原因ごとのアドバイス
- 生理前後
- 生理前後にニキビができたり悪化するのは、ホルモンバランスの乱れが関係している可能性があります。
- ストレス
- ストレスは皮脂の分泌を増加させます。ニキビの悪化や再発を防ぐために、ストレスと上手に付き合う工夫をしましょう。
- 睡眠不足
- 不規則な生活や睡眠不足でホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌が促され、ニキビの原因になります。
規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠をとるようにしましょう。
- 食生活の乱れ
- 偏った食生活は避け、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
- ニキビに触った
- 発疹に触ったり、つぶしたりすると、周りの皮膚も傷つけてしまい、きれいに治らなくなる(痕(あと)が残る)可能性があります。
どうしても気になる場合は、皮膚科で特殊な器具を用いて押し出す方法もありますので、病院の先生に相談しましょう。
- 飲酒
- 飲酒をたくさんした後は皮膚が乾燥することでコメド(面ぽう)(つまりニキビ)ができやすくなります。
また、糖質を多く含むアルコール飲料を摂取することで、皮脂分泌が増える可能性があり、それもニキビの悪化へとつながる可能性があります。
飲酒の量はほどほどに。飲酒の際は水を一緒に飲んで水分もきちんと補給しましょう。
- 季節の変わり目
- 季節の変わり目にスキンケアを変えることが肌への刺激になり、ニキビの原因となることがあります。
- 化粧品を変えた
- 化粧品を変えることが肌への刺激になり、ニキビの原因となることがあります。
- 常に
- 生活を見直しても、スキンケアを変えても、次から次にニキビが出来てきてしまう方の中に、ホルモンの異常がある方がまれにいます。
生理不順があったり、他にも体調がすぐれない場合は、ニキビが病気のシグナルを出している場合もあります。
- 分からない・その他
- できるだけ早めに皮膚科を受診して、医師より適切なアドバイスを受けるようにしましょう。
監修:日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
堀内 祐紀先生
自宅や学校・職場の近くなど、
通いやすいところに皮膚科があるか、
地域や最寄り駅から探してみましょう!