ニキビが治ったと思っていてもくり返し出てくる…。
それはニキビのはじまり「コメド」のしわざかもしれないですぞ。
コメドとは?
コメドとは、ニキビのはじまりである毛穴がつまった状態のこと。日本語では「面ぽう」といい、「白ニキビ」や「黒ニキビ」と呼ばれることもあります。触ると肌がざらざらした感じがします。『小さくて目立たないし…』とコメドを放っておくとコメドは炎症を起こした「赤ニキビ」、化膿(かのう)した「黄ニキビ」へと悪化し、適切なケアをしないと「ニキビ痕(あと)」になってしまうこともあります。
コメド(面ぽう)
赤いニキビになる前の毛穴が
つまった状態
写真提供:いちみや皮フ科クリニック
一宮 弘子先生
ニキビの種類

赤ニキビのまわりにあるザラザラしたコメド。
それもニキビですぞ!
コメドの段階での処置が大事!
コメドは、炎症を起こしたニキビのまわりに潜んでいて、目につきやすいニキビが治っても、コメドが炎症を起こし、次の目立つニキビになる可能性があります。つまり、気になる赤いニキビが治っても「コメド治療」を続けることがが重要なのです。
コメド治療をすることで、ニキビのできにくい“つるっとした肌”に近づくことが期待できます。
コメドは皮膚科で処方される塗り薬で治療できます。
コメド治療を続けることで目指せる肌
※治療経過には個人差があります
コメド治療を続けることで、
新しいニキビができるのを抑えていきます。
まずは3ヶ月を目標に治療を続けましょう!
コメド治療とは?
ニキビのできにくい肌を目指すために大切な「コメド治療」
ニキビのはじまりである、毛穴がつまった状態=「コメド」を治すことをコメド治療と呼びます。
皮膚科の先生が作ったニキビ治療ガイドライン※では、コメド治療を続けることが強く推奨されています。
- 林伸和ほか,尋常性?瘡治療ガイドライン2017.日皮会誌 127(6): 1261-1302, 2017
コメド治療の移り変わり
皮膚科でのニキビ治療は、この数年で大きく変化しました。従来は、抗菌薬によりアクネ菌を抑える治療が主流で、炎症が起きたニキビしか治療できませんでした。最近では、コメド治療薬※1 という毛穴のつまりを改善する塗り薬が登場し、コメドの段階から治療できるようになりました。
- 皮膚科で処方される塗り薬
最近のコメド治療

抗菌薬を長く使いすぎると耐性※2を持ったアクネ菌が増えるリスクもありますので、医師の指示に従って決められた期間使用しましょう。
コメド治療薬の成分のひとつである過酸化ベンゾイルは、抗菌薬のような殺菌作用がありますが、長く使っても耐性菌の心配はないと言われています。
- 薬が効きにくくなり、ニキビが重症化したり、治りにくくなったりすること
コメド治療薬について
コメド治療薬は皮膚科で処方される塗り薬で、医療保険が適用されます。毛穴のつまりを改善する作用があり、中には殺菌作用を併せ持つものもあります。
3ヵ月以上を目安に使い続けることで、ニキビのできにくい綺麗な肌を目指せます。
コメド治療薬は、使い始めに皮むけや乾燥などの刺激症状が現れることがあります。多くの場合、徐々に収まります。しっかりと対策すれば最小限に抑えることができますので、医師の指示に従って使用しましょう。
コメド治療薬の使用による
刺激にお悩みの方は、
こちらをご覧ください
みんなの認知度調査※1
『コメド治療が皮膚科でできると知っていたら、皮膚科に行きたい』と思った人は、9割以上でした。
コメド治療で“つるっとした肌”を!
“つるっとした肌”を手に入れるためには、「コメド」や「コメド治療」について正しく知ることが大切です。
「コメド」について
知っていましたか?

コメド治療が皮膚科で
できることを知っていたら、
皮膚科に行きたいと思いますか?

コメド治療が皮膚科でできることを知らずに、くり返すニキビで悩んでいる人が大勢いるようです。
コメド治療を行うことで、ニキビのできにくい“つるっとした肌”を手に入れましょう。
- 2017年8月1日~8月31日実施 マクロミルインターネット調査より (n=180名)
知っていますか?コメドの日
コメドについて、より多くの人に知ってもらうために「コメドの日」が制定されました!
コメド、一緒にゼロに!
聞いたことはあるけれど、まだ知らない人も多い「コメド」や「コメド治療」。
くり返すニキビに悩む人が“つるっとした肌”を目指せることを願って、ニキビの日(5月21日)の少し前の「5月10日」がコメドの日として制定されました。
覚え方

コメドの日をきっかけに、皮膚科を受診したり、お友達や家族とコメド治療の話をしてみたりしませんか?皮膚科医と一緒にコメド治療を始めましょう!
監修:かくた皮膚科クリニック 院長
角田 美英先生
コメド治療薬が登場し、ニキビはコメドの段階から
治療できるようになりました。
コメド治療薬は刺激がつきもの。
しっかり対策をして焦らず使い続けることで、
ニキビのない“つるっとした肌” を目指しましょう!