毎日スキンケアや生活習慣に気を付けているのに 何度もできてしまうニキビ。 治ってもまたできるし、通院は費用が高くなりそう? 少ないし自然に治るから病院に行くほどではない? それ、実は… ニキビや病院へのよくある疑問や不安に ハリネズミ応援団が答えます。 ニキビ治療に対するイメージが変わるかも。
監修:日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 マルホ株式会社シニアメディカルディレクター 生駒晃彦
保険が適用されるニキビ治療を受けた場合、初診料や再診料、お薬代などが全て3割負担※になるので、一回の通院につき1,000円~3,000円程度に留まることがほとんどです。(症状や経過によりますが、多くの場合、通院は月一回程度です。)
また学生の場合、自治体によっては義務教育就学児医療費の助成等が適用になることもあります。詳しくは自治体にお問い合わせください。
ニキビ治療は、どこの皮膚科でも受けられます。月1回※ほど通院いただき、症状や肌質、治療経過に合わせて、お薬を処方するので、通いやすい皮膚科を選びましょう。
ニキビを無理やりつぶしたり、放っておいたりすると、ニキビ痕(あと)が残ってしまうことがあります。ニキビ痕は赤みや茶色の色素沈着、でこぼこがあります。でこぼこのニキビ痕は皮膚科でも元の肌に戻すのは難しくなります。
ニキビは思春期頃から発症し、長く続く慢性の病気です。ニキビ痕をつくって後悔しないためにも、なるべく早く治療を始めて、ニキビができにくい肌を目指しましょう。
ニキビの始まりは毛穴のつまり(コメド)。赤ニキビの周りにあり、触るとザラザラした感じがします。コメドが残っていると、再発をくり返してニキビ痕になるリスクが高まるので、皮膚科ではコメドの治療も行います。
治したりスキンケアを頑張っても、何度もできるのは毛穴のつまり(コメド)が残っているから。 皮膚科医の考える治療のゴールは“ニキビができにくい肌”です。皮膚科では、赤ニキビだけでなく、炎症が起こる前のコメドから治療できるようになりました。
ピーリング作用などで、毛穴のつまりを改善します。中にはアクネ菌を殺菌する作用を持つものもあります。 今あるニキビを改善し、続けることでニキビの再発を防ぎます。
ニキビの炎症を引き起こす原因となるアクネ菌の増殖を抑えます。今ある赤ニキビや黄ニキビを改善します。
今あるニキビが治った後も、毛穴のつまり(コメド)の治療を続けると、新しいニキビができにくいキレイな肌を目指せます。 まずは3ヵ月間、治療を続けましょう。