治療せずに放っておいても大丈夫なの?
乳児血管腫(いちご状血管腫)は、放っておいても数年の間に自然に赤みが消えていく病気です。ただし、たるみなどの「あと」(瘢痕:はんこん)が残る場合があるため、お子さんが成長した際に困ると思われる場所のときは、治療が行われます。
乳児血管腫ができた部位や大きさによっては、身体の機能や発達に悪い影響を及ぼすことがあります。鼻や口、首などに血管腫ができ、気道や食道を圧迫して呼吸や食事(ほ乳)の妨げになるなど、機能や発達に障害を及ぼす場合、眼や耳に近い場所など感覚器に影響を及ぼす場合、血管腫が急激に大きくなってきている場合、出血しやすい、ただれやすい、「あと」が残りやすい場合などには、積極的に治療が行われます。
また、上記以外でも医師の判断で治療を行うことがあります。