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基礎からわかる外用剤

付録:外用剤の調製方法の概略

軟膏剤

●油脂性軟膏剤

ワセリン、ミツロウおよびステアリルアルコールなどの油性成分を70~80℃に加熱して油相(溶液状態)とします。別に、主薬を液状の成分に溶解もしくは分散させ、主薬相とします。油相に主薬相を加え、混合・冷却し、製剤を得ます。

●水溶性軟膏剤

マクロゴール(ポリエチレングリコール)4000を65℃で加熱し、溶液状にします。別に、主薬を液状のマクロゴール400に溶解もしくは分散させ主薬相とします。溶液状にしたマクロゴール4000に主薬相を加え、混合・冷却し、製剤を得ます。

クリーム剤

水に水溶性の成分を溶かし、70~80℃に加熱して水相とします。別に、油性成分および界面活性剤などを70~80℃に加熱して油相(溶液状態)とします。主薬は、その薬剤の溶解性や耐熱性などにより、水相あるいは油相に添加するか、もしくは、別に加温しない主薬相とします。油相と水相を合わせ、さらに主薬相を加え、乳化・冷却し、製剤を得ます。

ローション剤

●乳剤性ローション剤

クリーム剤に準ずる方法で製剤を得ます。

●溶液性ローション剤

水に直接溶解しにくい薬剤、保存剤などを可溶化剤とともにエタノールあるいは多価アルコール類などの溶媒に溶解させ、これを水と合わせ、混合して製剤を得ます。

●懸濁性ローション剤

保存剤などを可溶化剤とともにエタノールあるいは多価アルコール類などの溶媒に溶解させ、これを水と合わせた後、主薬を分散させます。さらに、少量の水溶性高分子などの懸濁化剤を添加することで膨潤させた水を加え、混合して製剤を得ます。

ゲル剤

水に増粘剤を加え、膨潤させてゲル相とします。別に、水に直接溶解しにくい薬剤、保存剤などを可溶化剤とともにエタノールあるいは多価アルコール類などの溶媒に溶解させ、主薬相とします。ゲル相と主薬相を合わせ、混合し、製剤を得ます。

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