小児乾癬について知ろう

小児の乾癬の治療方法

治療の考え方

小児乾癬を治療する医者

基本的には、成人の治療方法と同様に、外用療法がいようりょうほう光線療法こうせんりょうほう内服療法ないふくりょうほう生物学的製剤せいぶつがくてきせいざいという順で治療方法が検討されます。また、小児では扁桃炎後や副鼻腔炎後に乾癬が悪化する場合が成人と比べ多いので、こういったケースでは抗菌薬こうきんやくを短期的(2~4週程度)併用する場合があります。また、小児では成人と比べて外用薬(塗り薬)の経皮吸収が違うことや体表面積が小さいことから、外用薬の使用量に注意が必要です。また、内服薬も成人で使用する用量とは異なることに留意する必要があります。

小児乾癬の治療方法の検討

飯塚 一:J Visual Dermatol 16(9);850-851, 2017より改変

※コストについては目安であり、患者さんによって異なることがあります。

監修:東京慈恵会医科大学皮膚科学講座 梅澤 慶紀 先生