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尋常性疣贅(ゆうぜい)治療薬に関するアジア各国・地域でのライセンス契約締結のお知らせ

マルホ株式会社(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役社長:杉田 淳、以下、マルホ)は、Nielsen BioSciences, Inc.(本社:米国カリフォルニア、CEO:デビッド・バーニー、以下、Nielsen社)と、Nielsen社が開発中の尋常性疣贅治療薬「カンジダアルビカンス抽出物」(以下、本化合物)について、アジア各国・地域を対象とした独占的ライセンス契約(以下、本契約)を締結したことをお知らせします。

本契約の締結により、Nielsen社はマルホに対し本化合物の中国、香港、マカオ、韓国、台湾およびASEAN10カ国※1での開発・販売を行うための独占的な実施権を許諾します。マルホはNielsen社に契約一時金および今後の開発・販売の進捗に応じたマイルストンとともに、販売後はロイヤリティを支払います。

2023年4月マルホはNielsen社と日本国内で独占的に販売するライセンス契約を締結しています。本化合物については、既にNielsen社が日本国内での開発をすすめています。
本契約後マルホは日本以外のアジア各国・地域で尋常性疣贅を対象とした本化合物の開発をすすめる予定です。

マルホは新たな海外事業戦略「アジア皮膚科ハブ構想」を掲げて、アジア各国・地域における事業展開を推進しています※2。治療選択肢の少ない尋常性疣贅の治療に対して新たな選択肢を提供することで、患者さんのQOL向上に貢献できるよう取り組んでまいります。

※1:タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、ベトナム、ブルネイ、カンボジア、ミャンマー、ラオス
※2:2023年10月よりスタートさせている第5次中期計画において、事業の重点テーマの1つとして「グローバル展開の新たな一歩の踏み出し」を掲げて取り組んでいます。
注意事項
このニュースリリースに含まれている医療用医薬品・医療機器に関する情報は、プロモーションや広告および医学的アドバイスを目的としているものではありません。
【参考】
尋常性疣贅(ゆうぜい)治療薬に関する日本国内でのライセンス契約締結のお知らせ(2023年4月)
https://www.maruho.co.jp/information/20230427.html
カンジダアルビカンス抽出物についてカンジダアルビカンス抽出物は米国においてNielsen社が細胞性免疫反応検査薬として販売中のCANDIN®(Candida albicans Skin Test Antigen for Cellular Immunity)に用いられています。現在、CANDIN®およびカンジダアルビカンス抽出物は、欧米や日本において、尋常性疣贅の治療やその他の適応症で承認されていません。
尋常性疣贅について皮膚にヒト乳頭腫ウイルス(HPV)が感染することによって生じる良性腫瘍です。皮膚から盛り上がった病変であり、手の指や手のひら、膝や足の裏に好発します。ウイルス感染により引き起こされるため、皮膚症状が拡散し難治化することもあります。
Nielsen BioSciences, Inc.についてNielsen社は、カリフォルニア州サンディエゴに本社を置く、非上場のバイオ医薬品会社です。細胞媒介性免疫反応に幅広く応用できる生物学的製品の開発および販売を行っています。
Nielsen社の詳細は、https://nielsenbio.com/about-us/をご覧ください。
マルホ株式会社についてマルホ株式会社は大阪市北区に本社を置く、医療用医薬品等の研究・開発・製造・販売を行う製薬企業です。創業は1915年、従業員数は1,620人(2024年9月末)です。 2024年9月期の売上高は869億98百万円でした。 「あなたといういのちに、もっと笑顔を。」をミッションに掲げ、誰もが笑顔で暮らすことのできる社会の実現を目指しています。
マルホ株式会社についての詳細はhttps://www.maruho.co.jpをご覧ください。
本件に関する問い合わせ先
マルホ株式会社 経営企画部 広報グループ
Tel:06-6371-8831
Email:kouhou@mii.maruho.co.jp

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