2025/09/30

患者団体合同勉強会の
取り組み

マルホは皮膚科学領域のスペシャリティファーマとして、皮膚の悩みに寄り添いながら医療課題を解決し、患者さんの笑顔に貢献することを目指しています。
患者さんの声に耳を傾け、未だ解決されていないアンメットニーズや見過ごされていた皮膚の悩みなどに貢献する事業活動を行っています。

皮膚疾患に関する調査結果

2022年12月に当社が行った、15~69歳の男女を対象としたインターネット調査*では、「皮膚疾患にかかったことがない」と回答したかたが41%でした。約6割のかたが何らかの皮膚疾患にかかったことがあると回答し、皮膚疾患は身近な疾患であることが伺えました(Q1)。

皮膚疾患の経験があるかたに、「日常生活に与える影響や症状・治療の悩み」を確認すると、「見た目が気になる・人前にでたくない」と回答したかたが一番多く、「かゆい」「ニキビ」「治らない」「痛い」などの症状に関する回答に続き、「ケアや治療が手間」「精神的に不調になる・自身が持てない」などの精神的な悩みを抱えているかたも多いことが伺えました(Q2)。

皮膚疾患の経験があるかたに、「症状が良くなった後の、日常生活の喜びや笑顔につながったエピソード」を確認すると、「治った・痛み・かゆみがなくなった」の症状に関する回答が一番多いことが分かりました。「オシャレができる」「周りを気にしなくなる」「明るくなった」「自身が持てた」などの回答も多くいただき、皮膚疾患とメンタルヘルスが大きく関わっていることが示唆されました(Q3)。

  • Q1

    あなたは今までに皮膚疾患にかかったことはありますか。当てはまる皮膚疾患全てを教えてください。

    調査結果をみる
  • Q2(皮膚疾患の経験者に確認)

    日常生活に与える影響や症状・治療の悩みを最大3つまで教えてください。

    調査結果をみる
  • Q3(皮膚疾患の経験者に確認)

    症状がよくなり、日常生活での喜びや笑顔に繋がったエピソードを最大3つまで教えてください。

    調査結果をみる
×
Q1
あなたは今までに皮膚疾患にかかったことはありますか。
当てはまる皮膚疾患全てを教えてください。(n=1997)

*一般生活者を対象とした皮膚疾患等に関するインターネット調査
(調査時期2022年12月、調査主体:マルホ株式会社、調査委託会社:株式会社マクロミルケアネット)

×
Q2
(皮膚疾患の経験者に確認)日常生活に与える影響や症状・治療の悩みを
最大3つまで教えてください(n=615)

*一般生活者を対象とした皮膚疾患等に関するインターネット調査
(調査時期2022年12月、調査主体:マルホ株式会社、調査委託会社:株式会社マクロミルケアネット)

×
Q3
(皮膚疾患経験者に確認)症状がよくなり、日常生活での喜びや笑顔に
繋がったエピソードを最大3つまで教えてください。(n=1178)

*一般生活者を対象とした皮膚疾患等に関するインターネット調査
(調査時期2022年12月、調査主体:マルホ株式会社、調査委託会社:株式会社マクロミルケアネット)

患者団体10団体と共催した
合同勉強会

2024年開催の「第1回勉強会」に引き続き、当社は患者さんやご家族の代表である患者団体と協働し、2025年5月31日に「第2回合同勉強会」を共催しました。第2回合同勉強会では「皮膚疾患とメンタルヘルス」をテーマにし、皮膚科専門医による基調講演やメンタルヘルスへの取り組みに関する事例紹介、参加者全員でのディスカッションなどを実施しました。

開会挨拶

日本乾癬患者連合会 会長 添川 雅之氏より、2025年5月に開催されたWHO(世界保健機関)の総会において「世界的な公衆衛生の優先課題としての皮膚疾患」という喜ばしい決議が採択されたタイミングで合同勉強会を開催できたことを大変意義深く感じられていることや、参加者による活発な意見交換で実りある勉強会にしたいとのお話がありました。

基調講演

「皮膚疾患とメンタルヘルス」についてご講演いただきました。皮膚の見た目は社会との関わりに大きく影響し、精神的な健康にも関係しているため、医療者側が患者さんの心理的な側面を理解して治療を進めることや患者さんとの信頼関係を築くことが重要です。また、患者さん側も治療に積極的に関与し、医療情報を理解する努力が求められ、そうすることで、患者さんと医療者が共に治療方針を決める「協働的意思決定」が成り立つことが望ましいとのお話がありました。
患者会は、最新の治療情報を共有し、患者さん同士で支え合う場として重要であり、患者さんの医療リテラシー向上に貢献し、心理的・社会的サポートを提供します。また、患者さんや家族の声を医療現場に反映させ、患者中心の医療支援を促進することで、医療者と患者さんの協働関係構築にも寄与しているとのお話がありました。

名称 皮膚疾患患者団体 第2回合同勉強会
日時 2025年5月31日 14:00〜17:30
プログラム 1) 開催挨拶 日本乾癬患者連合会 会長 添川 雅之 氏
2) 基調講演「皮膚疾患とメンタルヘルス」ひふのクリニック人形町 院長 上出 良一 先生
3) 団体事例紹介「多汗症サポートグループの取り組み」「日本乾癬患者連合会の取り組み」
4) ディスカッション
共催 日本エーラス・ダンロス症候群協会、表皮水泡症友の会DebRA Japan
多汗症サポートグループ、掌蹠膿疱症患者会PPPコミュニティ、JAAC円形脱毛症コミュニケーション、
円形脱毛症の患者会、強皮症患者会Linkage、日本強皮症患者の会 絆、日本乾癬患者連合会、
全国ポルフィリン代謝障害友の会、マルホ株式会社

参加者の声

情報があふれている現代社会の中で、患者側の医療情報の取捨選択が必要になっている。

疾患が異なっても皮膚や生活に関する悩みには共感しあえることが多く、有意義な情報交換ができた。

患者会を超えた横のつながりや交流を深めていきたい。

皮膚疾患患者団体 第2回合同勉強会記録集

ご講演や、団体事例紹介を詳しく掲載している「皮膚疾患患者団体 第2回合同勉強会の記録集」はこちらよりダウンロードいただけます(PDF)。

患者さんや家族の笑顔に貢献

一人ひとりの患者さんに最適な治療を提供するために、マルホは活動を続けていきます。患者団体と協働した今回の合同勉強会では、情報の氾濫に惑わされないための正しい疾患知識の啓発や、皮膚疾患特有の悩みを共有できる患者さん同士のつながりの場を設けることができました。
合同勉強会の中では、周囲に疾患情報を正しく伝えていないもしくは理解されていないことから、患者さんがコンプレックスを抱えたり、日常の行動を制限したりすることもあると伺いました。皮膚科学領域のスペシャリティファーマとして、正しい皮膚疾患知識を広く啓発する活動も続けて参ります。

▲合同勉強会に参加したマルホ株式会社社長の杉田

市民公開講座のご案内

つながる皮膚サイエンス HI・FU・MO

▲正しい皮膚疾患を広く啓発する活動

マルホは、患者さんの声に真摯に向き合った事業や社会活動を継続し、患者さんやご家族の皮膚の悩みの解放と、日常生活の笑顔に貢献することを目指しています。

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