皮膚科学領域のスペシャリティファーマであるマルホは、皮膚疾患や治療に関する適切な情報を発信しています。
医療関係者に対しては、医薬情報担当者(MR)の訪問やウェブサイトなどを通じて、自社医薬品に関する適正情報を発信しています。地域特性に応じた医療課題への貢献や患者さんの診療アクセス改善のために、皮膚で悩む一人ひとりの悩みに寄り添った情報を提供・収集する当社のMRは、皮膚科医師から高い評価と信頼*を得ています。
*マルホの特徴はこちら:https://www.maruho.co.jp/about/aboutmaruho/
皮膚のトラブルに悩む方に対しては、ウェブサイトなどを通じ正しい疾患知識や日常ケア、適切な受診などを啓発することでQOL(生活の質)向上を目指しています。また、中学生・高校生を対象とした健康教育推進プロジェクト「かがやきスクール」に協賛し出張授業や教材を提供したり、皮膚科医師と連携して皮膚疾患の公開講座を全国で展開したりする社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。
▲正しい皮膚疾患情報を発信する、マルホの取り組み
マルホが行う市民公開講座の一例として、2025年3月9日に兵庫県姫路市で行われた乾癬(かんせん)の市民公開講座を紹介します。
今回の市民公開講座では、皮膚科医師による講演の後に、参加者からのQ&Aコーナーを設けるプログラムで進行しました。当日は約140名の参加者が集まり、正しい皮膚疾患の情報を知ろうとする方で会場は満席になりました。
▲市民公開講座のプログラム
講演では、乾癬の病態や原因、症状など病気についての詳しい説明がありました。目に見える場所に皮疹があることで人目を気にしてしまう患者さんも多いようですが、乾癬は感染する病気ではなく他の人にうつらないことが説明され、病気の正しい知識の啓発も行われました。また、皮膚科での治療方法や、症状や治療目標に合わせて様々な治療薬があることなどの解説がありました。講演に熱心に耳を傾け、時折うなずいたりメモをとったりされる参加者が多くいらっしゃいました。
Q&Aコーナーでは、参加者から寄せられたたくさんの質問に対して、皮膚科医師が時間の限り回答・解説しました。
乾癬の病気や治療のことを詳しく知りたい方はこちら:https://www.maruho.co.jp/kanja/kansen/
参加者に協力いただいたアンケート結果の一部をご紹介いたします。今回の市民公開講座では「患者さん」や「患者さんのご家族」に多く参加いただきました。多くの参加者にとって「参考になる内容」を発信することができました。講演で参考になった内容は、「乾癬の治療」を選択された方が最も多く、次いで「乾癬の症状」「乾癬の原因」が選択されました。
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参考になりましたか
参考になった講演内容は
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▲参加者アンケートより(2025年3月9日開催 市民公開講座~乾癬を知ろう~in姫路)
アンケート内には、たくさんの感想をお寄せいただきました。皮膚科医師の協力のもと正しい知識を発信することで、市民公開講座の参加満足度が向上したと考えられます。一部の患者さんにおいては治療意欲の向上にもつながりました。
参加者の感想
(一部抜粋)
乾癬について正しい知識をわかりやすく教えていただき、ありがとうございました。
病気の進行で、爪や関節にどのような変化が起こるのか、具体的に知れてよかったです。
もっと早く乾癬の話を聞いて、気を付けて生活したかったなと思いました。

自分と同じように乾癬で悩まれている方が多く参加されていて、驚きました。
塗り薬をサボってしまうことがありますが、根気強く治療したいとあらためて感じました。
子供の乾癬症状の改善に役に立つ、参考になる情報でした。
患者様の困りごとに寄り添えるよう、今後の業務に活かしていきます。

▲参加者アンケートより(2025年3月9日開催 市民公開講座~乾癬を知ろう~in姫路)
ご講演いただいた、兵庫県立はりま姫路総合医療センター 皮膚科 診療科長 国定 充先生よりメッセージをいただきました。
皮膚のことで悩まれている方に向けて
皮膚疾患は、友人など他の人に見せにくく、相談しにくいものだと思います。だからこそ専門的な知識で患者さんに寄り添った診察と治療が皮膚科でできると考えています。皮膚のことであれば、些細なことでも何でも皮膚科に相談していただければと思います。
製薬会社による市民公開講座の取り組みに関して
今回の市民公開講座では、SNSをはじめとした情報発信で参加者を集めていただき、多くの方に「正しい皮膚疾患の情報」を発信することができました。このような発信力の強さや企画力、影響力などは、医師個人や医療機関単独では達成し得ず、製薬会社だからこそ実現できた企画だと感じました。皮膚疾患における正しい知識を広く情報発信するためにも、このような取り組みをぜひ続けていただければと思います。
▲ご講演いただいた皮膚科医師の
国定 充先生
記載内容は2025年3月時点のものです。