2024/10/18

従業員がワクワクする、
組織の枠を超える自発的な「しかけ」―カジュアルな交流で創る社内コミュニケーション

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マルホでは、ミッション「あなたといういのちに、もっと笑顔を。」の実現には従業員の高い創造性が必要と考え、創造性の源となる一人ひとりのワクワクを大切にしています。
自らの「want to」に従い、組織の枠にとらわれずにコミュニケーションできる風土を作り出すため、業務時間を使ってカジュアルに交流できる場や機会、「しかけ」をアレンジすることを後押ししています。
今回は、従業員が自発的に企画から社内への宣伝、開催まで手掛ける「しかけ」をご紹介します。

学むすび

社内ポータルサイトでは、従業員同士が学び合えるプラットフォーム「学むすび」を導入しています。
一人ひとりの従業員が、保有する知識やスキルを基に、全社を横断してつながることができる仕組みです。

「学むすび」で発信する情報のジャンルに制限は設けておらず、マルホの財務状況の分析をはじめとして、統計学の解説、従業員の資産形成、手軽なエクササイズなど、希望する従業員が自由にコンテンツを作成して発信しています。すべて従業員がそれぞれ好きなタイミングで閲覧できるよう、作成されたコンテンツはプラットフォーム上で公開しています。

また、発信は、知識やスキル等を発信する"講座"だけでなく、知識・スキルをベースに社員同士がつながる"コミュニティ"も自由に開催することができます。コミュニティでは、自由に意見を交わすことができることに加え、普段業務で関わりを持つことが少ない従業員間で繋がれることが最大のメリットです。

患者さんへのさらなる貢献をめざし、持続的に個人も会社も成長していくためには、自ら学び考え、効果的・効率的に成果をうみだせる従業員の存在が欠かせません。マルホでは、所属・年次・職位の壁を越えて双方向で学び合いながらコミュニケーションを取れる企業文化の醸成をめざしています。

R&D ミニシンポジウム

研究開発の拠点、京都R&Dセンターでは「ミニシンポジウム」を毎月開催しています。
アイデアを広げたい希望者が持ち込み講演をしたり、ワイワイ・ガヤガヤと気軽に議論したりする取り組みです。

京都R&Dセンターは、複数の企業や研究者が集う京都リサーチパーク(KRP)に入居しています。普段はそれぞれ独立した建物に開発職や研究職、CMC職、プロジェクトマネージャーなどの従業員が点在しています。

所属する建物が違う従業員と交流する機会が限られていたところ、各建物内のレイアウトを変更。執務フロアへ新たに“コミュニケーションエリア” を設けました。このエリアを活用する施策を従業員が自発的に考え、結果として始まった取り組みが「ミニシンポジウム」です。これまでに20回以上開催され、多くの従業員が参加しています。

▲それぞれの拠点に設けられたフリースペース・コミュニケーションエリア

「ミニシンポジウム」ではテーマも形式も決まったルールは一切なし。参加希望者がその時に抱いている興味にあわせた企画を展開しています。演者は研究開発のメンバーが中心ですが、執行役員や本社従業員が参加することも。企画に応じて “コミュニケーションエリア”のレイアウトや大きさをも工夫しながら、ゆるやかにつながれる空間を生み出しています。

▲ミニシンポジウムはリラックスした雰囲気の中で開催されている

患者さんの声についての話、担当していないプロジェクトの話、他の拠点へ出向・異動した従業員の話、製品にまつわる話など、自分が気づきにくい色々な角度から社会やマルホのことを見つめてインスピレーションを得る機会となっています。

いいね!管理系タスク

大阪にある本社では、主にコーポレートスタッフ職の従業員による部署横断的かつ自発的なタスクフォース「いいね!管理系タスク」を立ち上げました。業務やプライベートに関して同じ関心事を持つ仲間が部署の垣根を超えて交流できる場を整えています。

マルホでは、人材・製品・資産・情報・知的財産などの経営資源を把握し、必要な施策を実行していく人たちをコーポレートスタッフ職と呼んでいます。従業員へアンケートを取ったところ、リモートワークの増加等により偶然の出会いや気軽に他部署の従業員と交流できる機会が減少していることが分かりました。通常業務を行う上では支障がない一方で、相互理解の機会が減少することに危機感を覚えました。

ミッションや事業戦略を達成するためには、これまでの業務の延長線だけではなく、経営資源を俯瞰している従業員同士が密に連携し新たな価値を生み出していくことが必要です。業務に関連する社員同士のコミュニケーションやフォーマルな場での交流だけでは固定した交流になりやすい懸念がありました。そこで、「いいね!管理系タスク」では、偶然の出会いや相互理解を促すカジュアルなコミュニケーションの場を提供する役割を担い、誰もが参加しやすい施策を企画・運営しています。

▲生成AI「MaruhoGAI」の活用事例を紹介

施策の1つである「IT広場」では、業務効率化に通じるパソコン操作を紹介する内容や、会社での自由な使用を認められているが従業員に普及していない便利なソフトウェアを紹介しています。特に人気のテーマは、マルホ専用の生成AI「MaruhoGAI」の活用事例紹介。最近では「MaruhoGAI」がインターネット上の情報だけでなく社内の資料も学習した上で回答できるようになりました。特定の組織に留まらない悩みを共有し合うことで話が弾み、ますます発想が広がるようになっています。

また、別の施策である「気軽にボランティア」では、入院中の子どもたちに贈るクリスマスカード用のシールをカットしたりぶんぶんゴマを作成したりするなど、会社にいながら気軽にできるボランティア活動の機会を設けています。ミッション実現のために私たちが社会の一員として何ができるのか、自然と会話が生まれています。

▲患児やその兄弟児へ提供するぶんぶんゴマを作成

▲従業員がカットしたシールで彩られたクリスマスカード

個人の「want to」を原動力とし、従業員一人ひとりの想いと意見を共に響き合わせながら、新しい価値の創出に挑戦していきます。

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