痔 ポステリザン-LIFE

menu

裂肛(きれ痔)

症状と分類

裂肛は女性に多い痔です。特に20~40代に好発します。多くの場合は、硬い便の排泄や勢いよく出る下痢などにより、肛門の皮膚が裂けることにより生じます。その他、肛門腺の感染や肛門後方上皮の血行障害などが、原因になるとされています。

症状

  • 排便時に痛みがある。
  • 排便時に少量の出血がある。
  • 排便後も痛みが続く場合がある。
  • 慢性化すると肛門が狭くなることがある。

裂肛の発生と経過

裂肛の発生と経過

佐原力三郎:寺本龍生編 肛門部疾患診療最前線,17,2007,一部改変

分類

裂肛は急性裂肛と慢性裂肛に分類されます。

裂肛分類
分類 主な症状 主な治療法
急性裂肛

急性裂肛

  • 硬い便を無理やり排泄したり、下痢を繰り返したときに生じる切り傷です。
  • 排便時に痛みと紙につく程度の出血があり、排便後も痛みが続きます。
  • 保存療法
慢性裂肛

慢性裂肛

  • 裂肛の周りの血流が低下し、傷が深くなって潰瘍状になり、見張りイボやポリープができます。
  • 裂肛周囲の肛門括約筋が過緊張を起こし、肛門狭窄を起こします。
  • 保存療法
  • 場合によっては外科的療法(非侵襲的療法・手術療法)

監修:牧田総合病院 肛門科 佐原 力三郎 先生

ページトップへ