医学賞

ガルデルマ・マルホ研究賞

1999年、皮膚科学における若手研究者育成の一助としてガルデルマにより創設された「ガルデルマ賞」は、2017年より「ガルデルマ・マルホ研究賞」と名称を変え、マルホが引き継ぐこととなりました。
公募により集められた皮膚科学に関連する基礎的および臨床的研究論文は、大学教授からなる選考委員会において厳正に審査され、優れた研究論文に対して本賞が授与されるとともに、学会において受賞式・受賞研究の発表会が行われます。
第19回の応募期間は、2018年3月1日~2018年6月30日(当日消印有効)です。

第19回 ガルデルマ・マルホ研究賞 公募要項

エントリーシート ダウンロード

Master of Dermatology (Maruho)

当社は、日本の皮膚科における臨床分野の発展に貢献した皮膚科医師に敬意を表する賞として、「マルホ賞—臨床皮膚科学への大いなる貢献者達へ—」を2010年に創設しましたが、2017年より“Master of Dermatology (Maruho)”と名称を改め、公益社団法人日本皮膚科学会と共同運営しております。
本賞は、日本皮膚科学会が「皮膚科の臨床、皮膚科学研究、人材育成、社会貢献など、日本の皮膚科学の発展に多大なる貢献をした者」をテーマに公募を行います。日本皮膚科学会の学会賞等選考委員会での選考の後、理事会で受賞者が決定され、日本皮膚科学会総会において受賞式と受賞記念講演会が行われる予定です。

平成30年度「Master of Dermatology(Maruho)」受賞候補者公募についての詳細は、「公益社団法人 日本皮膚科学会」のWebサイトをご覧ください。

なお、平成30年度の受賞候補者の応募は、2018年1月31日に締め切りました。

平成30年度 Master of Dermatology(Maruho)の受賞者について

平成30年度 Master of Dermatology(Maruho)の受賞者は下記のとおりです。

受賞者 所属 受賞テーマ
古江 増隆
(ふるえ ますたか)
九州大学大学院
医学研究院皮膚科学
Aryl hydrocarbon receptor研究による社会貢献
—油症および炎症性皮膚疾患の治療—

(敬称略)

受賞テーマの要約

皮膚は体表内外の様々な化学物質を感知するAryl hydrocarbon receptor (AHR)を豊富に保有し、ダイオキシン、紫外線クロモフォア、植物由来物質、微生物由来物質などに適応している。我々は、AHRが酸化ストレス⇔抗酸化防御という相反するシグナルの分水嶺として働き、AHRを介したダイオキシンによる酸化ストレスは、抗酸化作用のある植物由来物質(桂皮など)によって相殺され、臨床試験によっても油症患者の症状を軽減させることを明らかにしてきた。
さらに、AHRシグナルが角化バリアを担うフィラグリンやその他の表皮分化蛋白の発現を亢進させる主要な経路であること、そのため抗酸化作用のあるAHRアゴニストは抗炎症作用とバリア回復能を併せ持つことから、炎症性皮膚疾患に対する新規治療薬開発の一領域を担うことを提唱してきた。
私はこれまでAHR研究を皮膚科の重要な研究領域の一つとして位置づけ、環境と生命の相互作用という重要な課題に取り組んできた。

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