口唇ヘルペスの再発をくり返す方のために
症状やライフスタイルに合わせて治療を選択できる時代になっています。
口唇ヘルペスの市販薬※はすべて塗り薬ですが、
ウイルスは体の中で増えるので、皮膚科では飲み薬での治療が一般的です。
また抗ヘルペスウイルス薬は、既に増えてしまったウイルスの数を減らすのではなく、
ウイルスが増えるのを抑える働きをするため、ウイルスが増殖している時に効果を発揮します。
チクチク・ピリピリという違和感が出てきた段階で、ウイルスは増え始めています。
できるだけはやく飲み薬を服用して、体の中でウイルスを増やさないようにすることで、
⽔ぶくれなどの症状を軽減したり、症状が出ずにすむ場合もあるので、
治るまでの期間を短くすることができます。
すぐに通院できない方のための治療法も
症状が出てから受診する従来の治療では、仕事や休診日などでタイミングよく通院できない方もいるため、
事前に飲み薬を備えておける
PIT(Patient Initiated Therapy)が広がっています。
治療をはじめるタイミングによって、治療の期間やお薬のもらい方が変わります。
あらかじめ、飲み薬をもらっておいて、
チクチク・ピリピリという違和感が出てきた段階で、患者さん自身の判断ですぐに服用します。
⽔ぶくれなどの症状を軽減したり、症状が出ずにすむ場合もあるので、治るまでの期間を短くすることができます。
※Patient Initiated Therapy
症状のない時に、
あらかじめ飲み薬をもらっておく。
飲み薬をいつも携帯しておく
再発の予感(違和感)がしたら
すぐに服用する
薬がなくなったら、はやめに受診して
次の再発に備えてお薬をもらう
PITの飲み薬(抗ヘルペスウイルス薬)
水ぶくれができたら、なるべくはやく受診して、
お薬をもらいます。
水ぶくれができたら、
なるべくはやく受診する
治療のお薬をもらう
お薬をしっかり飲み切る
飲み薬(抗ヘルペスウイルス薬)
塗り薬(抗ヘルペスウイルス薬)
調査方法:Webアンケート調査
調査対象者:口唇ヘルペスを認知・罹患している366名
調査実施日:2019年10月
調査主体:マルホ株式会社
患部を清潔に保つため、⽯けんや洗顔料をよく泡⽴てて、やさしく洗いましょう。
ただし、⽔ぶくれの中にはウイルスが多く含まれていますので、患部に触れたあとは、⼿指を⽯けんできれいに洗いましょう。
タオルやコップは共⽤しないようにしましょう。マスクの使⽤も、感染予防に効果的です。
また、⾚ちゃんとの接触はできるだけ避けてください。⾚ちゃんにうつると、重い症状を起こすおそれがあります。⾚ちゃんのお世話をする時は、⼿をきれいに洗い、キスやほおずりなどで患部が接触しないように注意しましょう。
スキンケアやメイクをする場合は、刺激になることもありますので、患部は避けてください。
また、傷痕が残るリスクがありますので、かさぶたは無理に取らないようにしましょう。
栄養のバランスがとれた⾷事と⼗分な睡眠、適度な運動により、疲れやストレスを溜めないようにしましょう。疲れている時や体調がすぐれない時は、強い紫外線を浴びる屋外でのレジャーは控えましょう。