監修医師:愛知医科大学医学部 皮膚科学講座 教授 渡辺大輔 先生
まずは皮膚科または小児科を受診してください。口唇ヘルペスの診断や治療は皮膚科でおこなわれることが多いですが、初めて発症した場合や、6歳未満の場合、全身症状がある場合はかかりつけの小児科を受診することをおすすめします。
初めて感染した場合、症状は通常2〜3週間続くことがあります。再発の場合は8~10日以内に治ることが多いです。治療をせずに放置するとさらに長引くこともあります。
また幼児の場合、重症化したり、アトピー性皮膚炎やおむつ皮膚炎などの症状がある部位では、重篤な感染症が起こる場合があるので、必ず病院で診断・治療を受けてください。
関連Q&A:子どもに口唇ヘルペスができたのですが登園・登校させても大丈夫ですか?
病院では、症状の軽い方や飲み薬を服用できない場合は塗り薬で治療することもありますが、ウイルスは体の中で増えるので、飲み薬での治療が一般的です。
15歳以上になると、事前に飲み薬を備えておけるPIT(Patient Initiated Therapy)のお薬を処方してもらえる可能性があります。
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愛知医科大学医学部 皮膚科学講座 教授
渡辺大輔 先生
1993年名古屋大学医学部卒業。名古屋大学医学部助手、米国ハーバードメディカルスクールポストドクター、愛知医科大学皮膚科准教授などを経て、2010年より現職。日本皮膚科学会理事。日本皮膚科学会「ヘルペス診療ガイドライン」策定委員。