監修医師:愛知医科大学医学部 皮膚科学講座 教授 渡辺大輔 先生
口唇ヘルペスは「性感染症」ではありません。口唇ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウイルスは、成人の約45%が感染しているとされ、身近な感染症のひとつです。
再発性の⼝唇ヘルペスと再発性の性器ヘルペスの原因となるウイルスは別のものです。
くり返している⼝唇ヘルペスが、ご⾃分の性器に発症するということは通常ありません。
単純ヘルペスウイルスには1型と2型があり、1型は主に頭部にある神経、2型は主にお尻のあたりにある神経に潜伏します。症状は潜伏した神経の近くに出やすいため、1型は⼝唇ヘルペス、2型は性器ヘルペスとして再発しやすくなります。
ただし、⼝唇ヘルペスの症状がでている時期にオーラルセックスをすると、パートナーが性器ヘルペスになる可能性はありますので、注意が必要です。
関連Q&A:口唇ヘルペスが治ってきたのですが、キスや性行為はいつからできますか?
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愛知医科大学医学部 皮膚科学講座 教授
渡辺大輔 先生
1993年名古屋大学医学部卒業。名古屋大学医学部助手、米国ハーバードメディカルスクールポストドクター、愛知医科大学皮膚科准教授などを経て、2010年より現職。日本皮膚科学会理事。日本皮膚科学会「ヘルペス診療ガイドライン」策定委員。