口唇ヘルペスは、ニキビや口角炎などと間違われることもあります。
どの疾患でも、放置したりむやみに触ると悪化させてしまう可能性があるので、
もし長引いたりくり返すようでしたら、医療機関で相談することをおすすめします。
※掲載されている病院でご希望の治療方法を実施していない場合もあります
口唇ヘルペスQ&A
ニキビや口角炎との見分け方はありますか?
チクチク・ピリピリといった違和感がある場合は、口唇ヘルペスの可能性が高いです。
ニキビは毛穴のある部分にできますが、口唇ヘルペスは毛穴のない唇や口の中にもできます。また口角炎や口唇炎とは違い、口唇ヘルペスは小さな水ぶくれが集まってできることが多いです。
どの疾患も、放置したりむやみに触ると悪化させてしまう可能性があり、また口唇ヘルペスだった場合、ウイルスが原因なので周りに感染する可能性もあるので、はやめに皮膚科を受診することをおすすめします。
口唇ヘルペスと帯状疱疹の違いは?
帯状疱疹は主に上半身の片側に帯状にあらわれるのが特徴ですが、顔面に発症すると、口唇ヘルペスとの見分けが難しい場合があります。
口唇ヘルペスを起こすのは「単純ヘルペスウイルス」、帯状疱疹を起こすのは「水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルス」で、ヘルペスウイルスの種類が違います。口唇ヘルペスは再発しやすいですが、帯状疱疹が再発することはまれです。どちらもはやく治療をはじめるほど、治療の効果が期待できます。はやめに皮膚科を受診することをおすすめします。
口唇ヘルペスの初期症状(前兆)は?
水ぶくれができる前に、唇やその周りにヒリヒリ・ムズムズという違和感や、ピリピリ・チクチクするような痛み、かゆみ、熱っぽさなどを感じます。その後、赤く腫れてきて、軽い痛みを伴う水ぶくれができます。
前兆は、体の中に潜んでいるウイルスが再び活動しはじめた合図です。前兆の時点で、すぐに治療をはじめられるとベストです。