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マルホ株式会社（本社：大阪府大阪市北区、代表取締役社長：杉田 淳、以下、マルホ）は、Sibel Health, Inc（本社：米国イリノイ州シカゴ、CEO：Steve Xu、以下、Sibel社）と、Sibel社が開発中の痒みに伴う掻破の計測・抑制を目的とした「新規デジタル診断・治療機器（以下、本製品）」について、グローバルを対象とした共同開発ならびに診療用途での独占的販売権に関するライセンス契約（以下、本契約）を締結したことをお知らせします。

本契約に基づき、Sibel社はマルホに対し、本製品の共同開発権ならびに米国、欧州、日本、中国（香港・マカオ・台湾を含む）、韓国およびASEAN（東南アジア諸国連合）10カ国^※1における診療用途での販売を行う独占的実施権を許諾します。マルホはSibel社に対し、契約一時金のほか、今後の開発進捗に応じたマイルストンを支払います。

本製品は、ウェアラブルデバイス（ADAM^TM）とソフトウェア、クラウドバックエンドで構成されるデジタル機器です。Sibel社より、「Discovery」の製品名で掻破を計測する治験・研究用ツールとして販売されており、現在、米国と欧州では医療機器として承認申請中の段階です。
マルホは今後、従来の「Discovery」に掻破の抑制機能を新たに追加した診断・治療機器としての開発を、Sibel社と共同で進めます。

本契約は、アトピー性皮膚炎などの痒みに関するアンメットニーズに対して、マルホが従来から取り組んでいる医薬品やアプリ^※2を通じた価値提供に加え、掻破の計測・抑制機能を備えたデジタルセラピューティクス^※3の開発を目指すものです。

マルホとSibel社は、マルホの皮膚科学領域に対する知見とSibel社が有するデジタルヘルスやウェアラブルデバイス・ソフトウェア開発における豊富なノウハウを組み合わせることで、痒みに悩む患者さんの笑顔に貢献できるよう取り組んでまいります。

注意事項このニュースリリースに含まれている医療用医薬品・医療機器に関する情報は、プロモーションや広告および医学的アドバイスを目的としているものではありません。

※1 ASEAN10カ国についてシンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム、インドネシア、ブルネイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー

※2 かゆみを見える化するアプリ 「イッチトラッカー」 についてhttps://www.maruho.co.jp/kanja/app/itchtracker/index.html

※3 デジタルセラピューティクスについてスマートフォンやアプリなど、デジタル技術を用いて疾病の予防、診断・治療等の医療行為を支援または実施するソフトウェアのことです。薬機法上の許認可を要し、単独ないしは医薬品・医療機器と併用して用いられます。従来の医薬品では管理や介入が困難な疾患や症状に対する効果が期待されています。

Discoveryについてウェアラブルデバイス（ADAM^TM）とソフトウェア、クラウドバックエンドで構成されるデジタル機器であり、掻破を計測する治験・研究用ツールです。使用時は手の甲にデバイスを貼付し、内蔵する加速度センサーが手指の動きを捉え、加速度データを収集します。収集されたデータは機械学習アルゴリズムを用いて分析され、痒みによる掻破をリアルタイムで検出します。詳細は、https://sibelhealth.com/clinical-trials-and-research/をご覧ください。

Sibel Health, IncについてSibel社は「Better Health Data for All®」をミッションとするデジタルヘルス企業です。シカゴに本社を置き、ソウルにも拠点を有します。主力製品であるバイタルサインモニタリング機（ANNE^®）は、先進的な着用型センサー、AIによるデータ分析機能、モバイルソフトウェアおよびクラウドプラットフォームから構成され、FDAからの承認を取得しています。Sibel社の詳細はhttps://sibelhealth.com/をご覧ください。

マルホ株式会社について大阪市北区に本社を置く、医療用医薬品等の研究・開発・製造・販売を行う製薬企業です。創業は1915年、従業員数は1,566人（2023年9月末）です。 2023年9月期の売上高は857億19百万円でした。 「あなたといういのちに、もっと笑顔を。」をミッションに掲げ、誰もが笑顔で暮らすことのできる社会の実現を目指しています。マルホ株式会社についての詳細はwww.maruho.co.jpをご覧ください。