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マルホ株式会社（本社：大阪府大阪市、代表取締役社長：杉田 淳、以下、マルホ）と株式会社アークメディスン（本社：茨城県つくば市、代表取締役社長：田中 圭悟、以下、アークメディスン）は、アークメディスンが保有する「ALDH2（アルデヒドデヒドロゲナーゼ2）活性化剤」（以下、本化合物）について、アークメディスンとマルホの間で既に締結していた「独占交渉権及び独占的評価に関する契約」¹⁾のオプション権をマルホが行使し、独占的ライセンス契約（以下、本契約）を締結したことをお知らせいたします。

本契約締結により、アークメディスンはマルホに対し、本化合物の全世界における一部を除く疾患領域（具体的な内容は非開示）での開発・製造・販売を行うための独占的な実施権を許諾します。マルホは、アークメディスンに一時金および今後の開発・販売の進捗に応じたマイルストンを支払います。また、販売後は売上高に応じた段階的ロイヤルティを支払います。なお、本化合物は、アークメディスンが保有するALDH2を選択的に活性化するバックアップ化合物を含みます。

ALDH2はミトコンドリアに存在し、飲酒によって発生するアセトアルデヒドという毒性物質を解毒することでも知られている酵素です。ALDH2はアセトアルデヒド以外にも様々な物質に作用することから、ALDH2を活性化する本化合物は種々の疾患の治療薬となることが期待されます。

この度は、「あなたといういのちに、もっと笑顔を。」をミッションに掲げ、新たな治療薬の開発に臨むマルホと、「様々な病に対する新薬の候補を次々と創出し、世界が憧れる企業になる」をビジョンとし、独自の創薬合成技術HiSAP^®を用いて医薬品候補化合物の創出に取り組むアークメディスンの意図が合致したことから、本契約の締結に至りました。今後は、マルホが本化合物を有効成分とする治療薬の開発を進めます。

マルホおよびアークメディスンは、新たな治療薬を提供することにより、患者さんのQOL向上に一層貢献できるよう取り組んでまいります。

マルホ株式会社についてマルホ株式会社は大阪市北区に本社を置く、医療用医薬品等の研究・開発・製造・販売を行う製薬企業です。
創業は1915年、従業員数は1,547人（2022年9月末）です。 2022年9月期の売上高は856億77百万円でした。
「あなたといういのちに、もっと笑顔を。」をミッションに掲げ、誰もが笑顔で暮らすことのできる社会の実現を目指しています。マルホ株式会社についての詳細はhttps://www.maruho.co.jp/をご覧ください。

株式会社アークメディスンについて株式会社アークメディスンは、低分子医薬品の創薬研究に特化した企業です。「様々な病に対する新薬の候補を次々と創出し、世界が憧れる企業になる」をビジョンとして掲げ、独自の創薬合成技術HiSAP^®により、短期間に有効性や安全性の課題を改善した医薬品候補化合物を創出することに取り組んでいます。HiSAP^®の応用範囲は広いため、疾患領域を限定することなく多岐にわたる研究開発を同時進行で行っています。詳細はhttps://www.alchemedicine.com/をご覧ください。

参考情報１）「独占交渉権及び独占的評価に関する契約」について
マルホ株式会社との独占交渉権及び独占的評価に関する契約締結のお知らせ（2022年7月27日）
https://www.alchemedicine.com/newsをご覧ください。

「HiSAP^®」について
HiSAP^®は、株式会社アークメディスン独自の特殊合成原料と創薬支援システムとの組み合わせにより実現した創薬合成技術です。既知の生理活性物質に関して、医薬品として望ましい特性を保ちながら、有効性や安全性など鍵となる課題を改善し、優れた医薬品候補化合物に生まれ変わらせることができます。