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原発性腋窩多汗症治療剤 「ラピフォート®ワイプ 2.5%」新発売のお知らせ

マルホ株式会社(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役社長:杉田 淳、以下、マルホ)は、原発性腋窩(えきか)多汗症治療剤「ラピフォート®ワイプ 2.5%」(一般名:グリコピロニウムトシル酸塩水和物、以下、本剤)を、本日、新発売いたしました。

原発性腋窩多汗症は、明確な原因がないにもかかわらず、脇の下(腋窩)に、日常生活にも支障をきたすほど過剰な発汗を生じる疾患1)です。国内の有病率は5.75%2)、日本人の約20人に1人が原発性腋窩多汗症を有すると報告されています。本邦では原発性腋窩多汗症の保険診療に適用のある治療薬は限られており、新たな治療選択肢が求められています。

本剤は、米国Dermira社が開発した外用剤(本邦未承認)の処方を一部変更したワイプ製剤です。有効成分であるグリコピロニウムトシル酸塩水和物は、発汗に関与する神経伝達物質であるアセチルコリンのムスカリン受容体への結合を阻害し、汗の産生を抑制します。
本剤は、1日1回、1包に封入されている不織布1枚を用いて薬液を両腋窩に塗布することで、原発性腋窩多汗症に対する効果を示します。1回使い切りのワイプ製剤のため、簡便かつ衛生的に使用することが可能です。

皮膚科学領域に特化するマルホは、本剤の適正使用を通じて、原発性腋窩多汗症に悩む患者さんのQOL向上に貢献できるよう取り組んで参ります。

ラピフォート®ワイプ 2.5%の製品概要

販売名 ラピフォート®ワイプ 2.5%
一般名 グリコピロニウムトシル酸塩水和物
有効成分 1包(薬液2.5g)中 グリコピロニウムトシル酸塩水和物62.5mg
効能・効果 原発性腋窩多汗症
用法・用量 1日1回、1包に封入されている不織布1枚を用いて薬液を両腋窩に塗布する。
薬価 1包262.00円
製造販売承認日 2022年1月20日
薬価収載日 2022年4月20日
発売日 2022年5月23日
製造販売 マルホ株式会社

以上

【出典】
1.日本皮膚科学会ガイドライン:原発性局所多汗症診療ガイドライン2015年改訂版、日皮会誌 125(7), 1379-1400 (2015)
2. Fujimoto T. et al., Epidemiological study and considerations of primary focal hyperhidrosis in Japan: from questionnaire analysis. J Dermatol. 40, 886-90 (2013)
【参考】
※ 現在はJourney Medical Corporationが権利を保有
マルホ株式会社についてマルホ株式会社は大阪市北区に本社を置く、医療用医薬品等の研究・開発・製造・販売を行う製薬企業です。
創業は1915年、従業員数は1,546人(2021年9月末)です。2021年9月期の売上高は870億33百万円でした。
"Excellence in Dermatology"を長期ビジョンとして掲げ、皮膚科学領域での卓越した貢献を目指しています。
マルホ株式会社についての詳細は https://www.maruho.co.jp/ をご覧ください。
本件に関する問い合わせ先
マルホ株式会社 経営企画部 広報グループ
Tel:06-6371-8831
e-mail:kouhou@mii.maruho.co.jp

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