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乳児血管腫(いちご状血管腫)の治療をサポート 患児の保護者に向けたLINE公式アカウント開設のお知らせ

マルホ株式会社(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役社長:杉田 淳、以下、マルホ)は、LINE株式会社が提供する「LINE」を活用し乳児血管腫治療剤を服薬する患児の保護者を対象としたLINE公式アカウント「ヘマンジオル®服薬サポートサービス」の提供を開始しました。

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「ヘマンジオル®シロップ小児用0.375%」(一般名:プロプラノロール塩酸塩、以下、本剤)は、国内初の、乳児血管腫を適応症とする内服剤(シロップ剤)です。国内の「血管腫・血管奇形・リンパ管奇形診療ガイドライン」において標準的治療として位置付けられています。
乳児血管腫(いちご状血管腫)は、赤ちゃんの皮膚の表面や内部にできる良性腫瘍です。
生後、数年間で自然消退することもありますが、気道付近や目などその発症部位により生命および機能に影響を及ぼす場合や、腫瘍の増大や瘢痕の残存によって整容的な問題が生じると判断された場合には、積極的な治療が必要とされています。
マルホは、本剤の2016年の発売以降、WEBサイト「乳児血管腫の治療」(https://www.maruho.co.jp/kanja/kekkanshu/)などを通じ、本剤を服薬中の患児の保護者をサポートしてまいりました。今回のLINE公式アカウントの開設により、LINEの特徴である通知機能を利用し、よりタイムリーな情報提供が可能となります。


皮膚科学領域に特化するマルホは、今回の取り組みを通じ、乳児血管腫治療剤の適正使用を推進し、乳児血管腫患児やそのご家族に、より一層貢献できるよう取り組んでまいります。


乳児血管腫について
乳児血管腫はいちご状血管腫とも呼ばれ、鮮明な紅いあざが苺状に膨らむことが多いため、一般には苺状血管腫として知られている疾患です。乳幼児に最も高い頻度で発症する良性腫瘍で、日本人の発症率は1%前後と考えられています 1, 2)。生後 1~4 週に血管腫が出現し、1 歳くらいをピークに最大化して 5~7 歳くらいまでに90%以上が自然退縮します 3)

【参考文献】
1) Hidano A, Nakajima S: Earliest features of the strawberry mark in the newborn. Br J Dermatol., 87, 138-144, 1972
2) 宮坂宗男, 田中里佳. 苺状血管腫. PEPARS. 2006; 7:6-15.
3) 血管腫・血管奇形診療ガイドライン2013

ヘマンジオル® について
「ヘマンジオル®シロップ小児用0.375%」はマルホ株式会社が製造販売を行う、乳児血管腫を適応症とする国内初の治療薬です。フランスのピエール ファーブル デルマトロジー社(PFD社)が開発したプロプラノロール塩酸塩を有効成分とするシロップ剤で、米国、EU をはじめ各国で使用されています。

マルホ株式会社について
マルホ株式会社は大阪市北区に本社を置く、医療用医薬品等の研究・開発・製造・販売を行う製薬企業です。
創業は1915年、従業員数は1,542人(2020年9月末)です。 2020年9月期の売上高は803億45百万円でした。 "Excellence in Dermatology"を長期ビジョンとして掲げ、皮膚科学領域での卓越した貢献を目指しています。
マルホ株式会社についての詳細はhttps://www.maruho.co.jp/をご覧ください。

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