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乳児血管腫の概念

「乳児血管腫(infantile hemangioma)」は、ISSVA分類の脈管異常(vascular anomalies)のうち脈管性腫瘍(vascular tumors)に属し、胎盤絨毛膜の微小血管を構成する細胞と類似したglucose transporter-1(GLUT-1)陽性の毛細血管内皮細胞が増殖する良性の腫瘍です1, 2)

出生時には存在しないあるいは小さな前駆病変のみ存在しますが、生後2週間程度で病変が顕在化し、かつ自然退縮する特徴的な一連の自然歴を持ちます。

本邦で従来より用いられている病名である「いちご状血管腫」と基本的に同義ですが、ISSVA 分類に則って「乳児血管腫」という呼称が浸透しつつあります3, 4)

  • North PE. et al. Hum Pathol. 2000 ; 31 : 11-22

  • North PE. et al. Arch Dermatol. 2001 ; 137 : 559-570

  • 倉持 朗. 皮膚臨床. 2005 ; 47 : 1589-1606

  • 倉持 朗. 皮膚病診療. 2016 ; 38 : 444-453

<出典>
平成26‐28年度厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業)「難治性血管腫・血管奇形・リンパ管腫・リンパ管腫症および関連疾患についての調査研究」班:血管腫・血管奇形・リンパ管奇形診療ガイドライン2017, 第2版, 2017年3月

【監修】

地方独立行政法人 神奈川県立病院機構 神奈川県立こども医療センター 皮膚科部長
馬場 直子 先生
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