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病理所見

増殖期には、内皮細胞や周皮細胞(内皮細胞の周囲に存在する細胞で、実態は不明)の著明な増大が認められます。血管腔はスリット状にみられる程度ですが、退縮期にさしかかると血管腔が目立つようになります。やがて内皮細胞や周皮細胞は、アポトーシスに陥って肥厚した基底膜のみがみられるようになり、最終的には病変部の大半が脂肪に置換されます。

また、乳児血管腫では、いずれの時期においてもglucose transporter-1(GLUT-1)の免疫染色で内皮細胞が陽性を示します。

【乳児血管腫のHE染色及び(GLUT-1)免疫染色像】

増殖が終わり、退縮が始まった時期
血管腔が目立つ

退縮が進み、基底膜の肥厚した血管が目立つ

乳児血管腫ではいずれの時期でもGLUT-1陽性が示される

<出典>
森井 英一 : PEPARS. 2012 ; 71 : 1-7

【監修】

地方独立行政法人 神奈川県立病院機構 神奈川県立こども医療センター 皮膚科部長
馬場 直子 先生
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