ダーモスコピーとは、皮膚に強い光を照射し、病変表面の乱反射を軽減することで、肉眼では見えない皮膚内部の色素構造を観察する検査法です。ダーモスコピーに使用するダーモスコープは、ジェルを用いる「接触式ダーモスコープ」と、偏光フィルタを用いる「非接触式ダーモスコープ」に大別されます。
表1に接触式および非接触式ダーモスコープの主な相違点を示します。接触式では塗布したジェルの中に気泡が入る可能性がありますが、非接触式ではジェルを使わないため、そのようなことはありません。一方、非接触式では、milia like cyst(稗粒腫様嚢腫)、黒色病変などは観察しにくいことがありますが、接触式では鮮明に観察できるなど、それぞれのタイプにメリットとデメリットがあります。
機種を選択する際には、観察しやすく病変の細部までよく見えることが重要なポイントになりますが、小型・軽量で持ち運びが容易で、安価なものが望まれます。また、観察用と記録用の機種は分けたほうがよいと思いますが、両機能を兼ねる機種もあり、目的や用途などに応じて機種を選択します。
複数の医師が外来診療を行っている施設では、外部モニタやパソコン画面に画像が表示できるタイプのものが便利です。患者さんもご自身の病変が表示されたパソコン画面などを見ながら医師から説明を受けることができます。また、研修医などが撮影することも考慮すると、複雑な設定を要することなく、容易に撮影できる機種がよいでしょう。
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