皮膚に常在している菌や皮脂分泌、肥満、ストレスなど、さまざまな生活習慣や環境などがかさなって発症すると考えられています。
皮膚に常在しているマラセチア菌というカビの関与が知られています。
マラセチア菌は皮脂を栄養源として増殖します。その過程で作られる物質が皮膚を刺激し、脂漏性皮膚炎の発症・悪化につながるといわれています。
皮脂の分泌が多くなることや、成分の変化が関与していると考えられています。
脂漏性皮膚炎の患者さんでは、ビタミンB群が不足しているという報告があります。
主に秋から冬にかけての乾燥する季節に、脂漏性皮膚炎の受診患者さんが増加することがわかっています。
精神的ストレス、紫外線、化粧品、肥満(若い男性の場合)など、さまざまな因子が関連していると考えられています。
監修:いがらし皮膚科東五反田 院長
五十嵐 敦之 先生