水虫(白癬)の情報サイト
監修/帝京大学
名誉教授 渡辺 晋一 先生
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水虫を予防しよう!?水虫のケアと予防
薬による治療を開始するとともに、感染を防いだり、症状を悪化させないようにケアすることが大切です。白癬菌(はくせんきん)が喜ぶ環境を排除するよう心がけましょう。
ケアのポイントは清潔、乾燥、清掃です。
白癬菌の栄養源は角質層(かくしつそう)に含まれるケラチンです。足の裏全体と足の指の間も石鹸でていねいに洗うようにします。ただし、ゴシゴシ洗いは禁物で、なでるように洗いましょう。洗った後は、指の間、足の裏をタオルで拭いて乾燥させます。マットやスリッパ、床や畳のほこりなど、生活環境内で生きている白癬菌は、洗ったり掃除したりすることで取り除くことができます。
水虫(みずむし)がうつるのを防ぐには、家族全員の協力が必要です。水虫の人とスリッパやバスマットの共用はやめ、感染を防ぐようにしましょう。
こうした予防は重要ですが、きちんと治療することが最も確実で簡単です。治療が最大の予防法です。