水虫(白癬)の情報サイト
監修/帝京大学
名誉教授 渡辺 晋一 先生
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皮膚科を受診した場合、水虫(みずむし)の治療はどのように行われますか?
水虫の原因は真菌(しんきん;カビ)なので、抗真菌薬(こうしんきんやく)で治療します。
趾間型(しかんがた)、小水疱型(しょうすいほうがた)の水虫の場合は、通常は外用薬(がいようやく)を1ヵ月以上用いればよくなります。
一方、角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)や爪白癬(つめはくせん)の場合は、外用薬では白癬菌(はくせんきん)のすみついている奥の方までは薬が届きにくいため、内服薬(ないふくやく)が処方されます。また、外用薬によるかぶれやただれがひどい場合にも、内服薬を短期間用いることがあります。