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栄養管理
栄養管理の方法
必要栄養量を摂取するための工夫
食事だけでは栄養が不足する場合は、牛乳・ヨーグルトなどタンパク質(体を作る成分)の多い乳製品やプリン・ゼリーなど糖分(エネルギー源)の多い食品、すなわち高タンパク質・高エネルギーの栄養補助食品などを活用しましょう。
また、噛む力が弱い場合は、小さく切る、やわらかく調理して食べやすくする、飲み込むことが難しい場合にはとろみをつけるなど、調理方法を工夫することも大切です。
食べられない場合は、胃に直接栄養を入れる方法や、点滴で栄養を摂る方法などが行われることもあります。
食欲を増進させる工夫
メニューに患者さんの好きなものを入れる、家族と一緒に楽しく食べる、食べ物が見える姿勢にする、盛りつけをきれいにする、香りづけをするなどの工夫をします。
また、自分の力で食べられることは食事に対する意欲を高めるため、グリップを握りやすくしたスプーンやフォーク、食べ物をすくいやすくした皿などを活用しましょう。
工夫された食器の例

