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キノロン系外用抗菌剤「ゼビアックス®油性クリーム 2%」新発売のお知らせ

マルホ株式会社(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役社長:杉田 淳、以下、マルホ)は、キノロン系外用抗菌剤「ゼビアックス®」の新しい剤形となる「ゼビアックス®油性クリーム2%」(一般名:オゼノキサシン)を、本日発売したことをお知らせいたします。



「ゼビアックス®」は、富士フイルム富山化学株式会社によって創製されたキノロン系合成化合物であるオゼノキサシンを有効成分とする外用抗菌剤です。オゼノキサシンは、伝染性膿痂疹(とびひ)※1 を含む表在性皮膚感染症の原因菌となる黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌、およびざ瘡(ニキビ)※2 の原因菌となるアクネ菌に対して高い抗菌活性を示します。マルホは、2015 年に「ゼビアックス®ローション2%」の製造販売承認を取得し、2016 年より発売しています。



びらん※3 を生じる伝染性膿痂疹(とびひ)の治療には、低刺激で密着性に優れ、皮膚の保護作用が期待できる剤形が医療現場から求められています。「ゼビアックス®油性クリーム2%」は、ローション剤より被覆性に優れた油性クリーム剤で、びらんを生じる伝染性膿痂疹(とびひ)の患者さんに、より適した剤形として開発されました。また、ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)に対する適応症も有し、病変の状態に応じた薬剤選択の幅が広がります。



皮膚科学領域に特化する製薬企業であるマルホは、キノロン系外用抗菌剤「ゼビアックス®」の適正使用の推進を通じ、表在性皮膚感染症およびざ瘡に悩む患者さんに貢献できるように取り組んでまいります。


「ゼビアックス®油性クリーム2%」の製品概要

一般名 オゼノキサシン
剤形・含量 1g 中にオゼノキサシンを20 ㎎含有する油性クリーム
効能・効果 <適応菌種>オゼノキサシンに感性のブドウ球菌属、アクネ菌
<適応症> 表在性皮膚感染症、ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)
用法・用量 本剤の適量を1 日1 回、患部に塗布する。なお、ざ瘡に対しては
洗顔後、患部に塗布する。
包装 チューブ:10g×10 本
薬価 1gあたり70.20 円
製造販売承認日 2021 年1 月13 日
薬価収載日 2021 年5 月26 日
発売日 2021 年6 月18 日
製造販売 マルホ株式会社

※1 伝染性膿痂疹(とびひ)について
細菌が皮膚に感染することで発症し、人にうつる病気です。掻きむしった手を介して、水ぶくれが全身へ広がる様子が、火の粉が飛び火することに似ているため、「とびひ」と呼ばれています。
治療には、主に抗菌薬を使います。また必要に応じて、かゆみを抑える薬なども使われます。
とびひに関する詳細は「とびひ(伝染性膿痂疹)」https://www.maruho.co.jp/kanja/tobihi/をご覧ください。

※2 ざ瘡(ニキビ)について
毛穴に皮脂がつまり、アクネ菌が増殖することで起こる慢性炎症性の皮膚の病気です。重症化を防いだり、ニキビ痕(あと)を残さないためには、早めに医師に相談いただくことが大切です。
ニキビに関する詳細は「ニキビ一緒に治そうProject」https://www.maruho.co.jp/kanja/nikibi/をご覧ください。

※3 びらんについて
皮膚がただれた状態のこと。水ぶくれが破れた後などにできることがあります。

マルホ株式会社について
マルホ株式会社は大阪市北区に本社を置く、医療用医薬品等の研究・開発・製造・販売を行う製薬企業です。
創業は1915年、従業員数は1,542人(2020年9月末)です。 2020年9月期の売上高は803億45百万円でした。
"Excellence in Dermatology"を長期ビジョンとして掲げ、皮膚科学領域での卓越した貢献を目指しています。
マルホ株式会社の詳細は https://www.maruho.co.jp/ をご覧ください。

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