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抗ヘルペスウイルス剤「アメナリーフ®錠200㎎」製造販売承認取得のお知らせ

マルホ株式会社(本社:大阪府、代表取締役社長:高木幸一、以下、「マルホ」)は、抗ヘルペスウイルス剤「アメナリーフ®錠200㎎」(一般名:アメナメビル、以下、本剤)について、本日、帯状疱疹を効能・効果として製造販売承認を取得しましたのでお知らせいたします。

本剤は、アステラス製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長CEO:畑中好彦、以下、「アステラス製薬」)によって創製された新規作用機序を有する抗ヘルペスウイルス剤です。ウイルスのDNA複製に必須であるヘリカーゼ・プライマーゼ複合体の活性を阻害することで、水痘・帯状疱疹ウイルス(以下、VZV)の増殖を抑制することが確認されています。2012年8月にマルホはアステラス製薬と開発・販売に関するライセンス契約を締結し、開発を進めて来ました。

帯状疱疹は水痘罹患後、神経節に潜伏感染していたVZVが再活性化し発症する疾患です。治療は抗ヘルペスウイルス剤を中心に行われます。本剤は1日1回、食後に服用することで帯状疱疹に効果を示します。また主に糞中に排泄されるため、腎機能の指標となるクレアチニンクリアランスに応じた用法・用量の調整の必要がなく、帯状疱疹の治療選択肢の拡大とアドヒアランスの向上が期待されます。


「アメナリーフ®錠200㎎」の製品概要は以下の通りです。

一般名 アメナメビル
剤形・含量 1錠中にアメナメビル200㎎を含有するフィルムコーティング錠
効能・効果 帯状疱疹
用法・用量 通常、成人にはアメナメビルとして1回400mgを1日1回食後に経口投与する。
承認条件 医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。


帯状疱疹について
水痘罹患後、神経節に潜伏感染していた水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化し発症する疾患です。50~70歳代で大きな発症ピークが見られますが、過労やストレスが引き金となり若い人に発症することも珍しくありません。臨床経過は、まず前駆症状として神経痛様の疼痛や知覚異常が認められ、その後、疼痛部位に皮疹が帯状に出現します。皮膚症状は紅斑・丘疹から、水疱、膿疱、びらん・潰瘍を経て、痂皮に至り、最終的には痂皮が脱落して、発症後2~3週間で治癒します。また、皮疹の治癒後も帯状疱疹後神経痛として疼痛が長期間残存することがあります。経口治療薬として、ファムシクロビル、アシクロビルおよびバラシクロビル塩酸塩などがあります。

マルホ株式会社について
マルホ株式会社は大阪市北区に本社を置く、医療用医薬品等の研究・開発・製造・販売を行う製薬企業です。創業は1915年、従業員数は1,398人(2016年9月末)です。2016年9月期の売上高は700億7千4百万円でした。"Excellence in Dermatology"を長期ビジョンとして掲げ、皮膚科学領域での卓越した貢献を目指しています。
マルホ株式会社についての詳細はhttps://www.maruho.co.jp/をご覧ください。

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