内定者が聞く33の質問

人事担当者への質問

どんな新入社員に入ってきてほしいですか?

「嘘をつかない」「真実や本質を問い続ける」「最短よりも最善を追い求める」「誰かのために、真剣になれる」「チームワークでお互いの強みを活かす」「前例がなくてもチャレンジできる」「未来へのWILL(意志)がある」これらは、各職種の若手社員・ベテラン社員から出てきて多かった回答です。

自身の研究内容や専門性が薬学や皮膚科学ではないのですが、大丈夫でしょうか?

マルホでは、皮膚科学だけではなく、様々な専門性をバックグラウンドに持つ方が協働して仕事をすることで、より良いものを生み出せると考えており、専門性や出身学部・研究科は特に指定していません。マルホで活躍している先輩の中には、薬学部や皮膚科学を専門としていなかった方もたくさんいます。

学生のうちに身につけておくべき知識や経験はありますか?

入社までに必要な特定の知識・経験は指定していません。専門的な知識を身につけたり経験を養うことももちろん大切ですが、アルバイトや部活など学生時代にしかできないことに没頭して、楽しんでいただきたいと思っています。できるだけ幅広い年齢・所属・役職の方たちと触れ合い、様々な価値観・意見に触れることで、人としての幅を広げる。それが社会に出た時に活きてくると思います。

海外での仕事や、英語を使用する機会はありますか?

職種によって、機会の多さ・少なさはありますが、職種別にご紹介すると、研究職では海外での学会参加、開発職では国際共同治験、CMC職研究パート・CMC職生産パートでは提携会社とのミーティングや視察など。そのほか、海外への出張や英語を使用する機会も増えてきています。

仕事で車を使用しますか?運転免許は必須ですか?

MR職は、担当するエリアの病院・クリニックを訪問するため、運転免許証を持っていることが入社条件に含まれます。運転はほぼ毎日するので、ある程度、運転に慣れた状態で入社することが望ましいです。また、業務とは関係がありませんが、CMC職生産パートの工場勤務の方は、車で通勤する方が多いことが特徴です。

スマホやタブレットは配布されますか?

MR職や開発職など社外で仕事をすることが多い方のみ、会社用のスマホやタブレットを貸与しています。

社員ひとりひとりの仕事の成果はどのようにして測っていますか?評価の基準はありますか?

マルホには、大きく2つの評価軸があります。1つは、年度の初めに上司との個別面談で目標を一緒に考え決定し、その成果(アウトプット)に対して評価を行います。もう1つは、社員それぞれが担っている役割が会社の定めた基準に到達しているか、主に態度や行動面を見る評価です。「成果」と「役割」の2つの評価を実施し、社員ひとりひとりの成長につなげています。

資格・学位を取得すると、昇進・昇格につながりますか?

資格・学位取得を昇進・昇格の条件とはしていません。ただし、業務に関連する資格・学位を取得する過程で得られた専門的な知識や経験は、のちのち業務に活かされることが多いです。それらが、新しい成果や質の高い業務を行うことにつながることも珍しくありません。新しい成果や質の高い業務が、結果として良い評価につながり、昇進・昇格するケースもあります。

他の職種の方たちとの交流はありますか?

マルホでは、通常業務においても前後関係を意識した他部署との連携が求められます。また、各部門でのフォーラムや全社プロジェクトなどの部門横断的な仕事、自身が保有する知識やスキル、経験などをベースにしてつながり、学びあう「学むすび」などの施策もあります。こうした取り組みに積極的に参加することで、他部署の方と知り合うことができます。

部署の異動は、どれくらいのペースでありますか?

会社として、異動に対して一定の年数は定めていません。異動の頻度とは直接関係はありませんが、異動には2つの考え方があります。1つは、会社・組織の成長や事業達成のため戦略的かつ、社員一人ひとりがよりレベルの高い業務へのチャレンジ、業務の幅を広げることを目的とした会社主導での異動。もう1つは、自らのキャリアを自ら考え、経験したい業務や仕事に自ら手を挙げてチャレンジできる「社内公募」での異動です。

MR職の先輩への質問

ノルマはありますか?

ノルマという言葉はないですが、個人ごと・営業所ごとに目標が設定され、昨日より今日、今日より明日の成長を目指して、営業所のメンバーが一丸となって取り組んでいます。

1日にどれくらい勉強をしていますか?

勤務時間内で時間を見つけて勉強することが多く、日によりますが1日1時間程度です。主に、営業所勉強会や社内学習動画視聴などで勉強しています。社内で定期的にある知識テストの前は、勉強時間を増やしています。

私は通勤時間を活用して、勉強や自己啓発の時間にあてています。後輩のロールプレイングやプレゼンを見る機会もあり、そのような場でともに疾患や製品の勉強を行うこともあります。土日はリフレッシュしたいので、私はあまり仕事のことは考えないタイプです。

職場の雰囲気は、どんな感じですか?

私の所属する支店は若手が多いので、活気がある印象です。フリーアドレスということもあり、社歴に関係なく誰にでも相談しやすい雰囲気があります。

あたたかく、フランクな人が多いので、どの営業所も明るく和気あいあいとした雰囲気だと思います。この「人のよさ」こそ、マルホの大きな特徴だと考えています。

研究職の先輩への質問

研究職の中でも薬理や薬物動態などのグループに分かれていますが、それぞれの規模感はどの程度ですか?

グループによりある程度差はありますが、各グループとも10数名の研究員で構成されています。

研究職でも、リモートワークはありますか?どういう時に使ってますか?

実験があるため出社することが必然的に多くなりますが、リモートワークをすることもあります。リモートワーク時には、主に学術調査・データ集計・文書作成などを行っています。

残業や休日出勤は、どれくらいありますか?代休は取れますか?

残業は部内平均では月10~15時間程度です。もちろん、担当する研究やプロジェクトにより個人差や時期差があります。

休日出勤は反復投与試験などの期間中にはどうしても発生してしまいます。その場合には担当者が交代で出勤するような対応をしています。また、休日に開催される学会・セミナーに参加する場合も休日出勤となります。休日出勤により発生する代休は後日取得することになります。代休も有休も業務調整は必要ですが、取得しやすい環境だと思います。

職場の雰囲気は、どんな感じですか?

同僚も上司もオープンで話しやすく、相談しやすい雰囲気があります。どの部署の誰にでもコンタクトがとりやすい風通しのよさはマルホの特徴です。

オープンイノベーションの一環として大学やその他研究機関に派遣されることは、どの程度ありますか?

現在多くの共同研究が行われています。担当者になると定期訪問や半年~2年程度の派遣により、それら共同研究を推進します。

開発職の先輩への質問

どのような自己研鑽を積んでいますか?

若手の頃にリーダーを任せていただく機会があり、その時にチームマネジメントの知識・スキルを身につけようと「チームマネジメント」の講座を受講しました。また、近い将来、開発職としてグローバルなプロジェクトにも関わりたいと考えているため、現在は「英会話」に取り組んでいます。

学生のうちに経験しておいた方がいい自己研鑽があれば教えてください。

語学や薬学全般の知識は身に着けておいて損は無いと思いますが、社会人になってからでも学ぶことは十分に可能です。学生のうちは友人と遊んだり、アルバイトをしたり、好きなことに打ち込んだりして、学生にしかできない経験や作れない人脈を広げることがよいと思います。

CMC職 研究パート の先輩への質問

研究所の機器は、不便なく使うことができますか?

もちろんです。機器の使用経験のある社員からレクチャーがあるので、安心して使うことができます。使いたい機器が、研究所にない場合も、外部(京都リサーチパーク、関西近郊の企業・大学)の機器を使用することが可能です。

他の職種の方たちとの関わりは、どの程度ありますか?

研究段階では、薬理、安全性、薬物動態の研究者、開発段階~承認に向けて、臨床開発部門や生産部門の方、信頼性保証部門や薬事部門の方など、あらゆる職種・領域の方と関わることになります。こうした取り組みに積極的に参加することで、他部署の方と知り合うことができます。

CMC職 生産パート の先輩への質問

入社後1~10年目に任される仕事と、それに伴う身に付くスキルについて教えてください。

入社後は、業務の基礎となる製造作業に従事しながら、1年目の後半からは部署の検討課題にアサインされます。5年目頃には業務の主担当を担い、自身の影響力を他部署に広げていきます。5~10年目には部署の責任者として、後輩の育成や他部署との連携をリードし、工場の未来を担う人材として活躍することになります。スキルとしては、社会人として必要なスキル(コミュニケーションや論理的思考力、チームワーク、タイムマネジメントなど)、分析力、課題解決力、チームリーディング力、医薬品製造(GMP)の知識が身に付きます。さらに、担当業務に応じた専門性を身に着けることが出来ます。

(製造1グループ)

入社初期の1~3年はルーチン業務(原料や製品の品質試験など)を通じてGMPや試験法の知識を深めていきます。4~6年目には検討業務が増え、論理的思考力が身に付きますし、後輩の指導の機会も増えてきます。7年目以降は責任者業務も任され、知識だけでなく、他部署とのコミュニケーションを通じて問題解決能力、プレゼンスキルなどが身に付きます。

(品質管理グループ)

彦根工場の職場の雰囲気はどんな感じですか?社員の人たちは、どういう人が多いですか?

コミュニケーションが活発で、上下関係なく意見を言いやすい雰囲気だと思います。真面目で正直、心根が優しく親切な人が多いですね。試薬や試験器具が見当たらなくて困っていると、いつも先輩が声をかけてくれます(笑)。

地方で一人暮らしをしたことがありません。休みの日は何をしていますか?

ジムへ行って運動をしたり、家で映画やアニメを観ています。彦根は、京都や名古屋までそれほど遠くないので、よく遊びに行っています。車で出かけることも多いので、車があると便利ですよ。

彦根工場では若手が中心になって、夏はバーベキュー・冬はスノーボードが企画されています。

サイエンススタッフ職の先輩への質問

実際に医療機関を訪問することはありますか?

医薬品の副作用や製造販売後調査の計画などに対して、医師から専門的な助言をいただくため、医療機関を訪問する機会はあります。ただし、現状頻度はそこまで多くありません。

(安全管理部)

あります。メディカルアフェアーズ部の業務は、医療関係者の方々の協力を得ながら進めるものが多いので、先生方との面談のために医療機関を訪問します。最近は、Web面談の機会も増えてきています。

(メディカルアフェアーズ部)

内勤と外勤の割合はどんな感じですか?

医療関係者との面談機会が多いため、メディカルアフェアーズ部全体で見ると内勤7:外勤3ぐらいでしょうか。私が所属するメディカルインフォメーショングループは内勤が9割以上です。

英語を使う場面は多いですか?

頻度は、担当業務・担当製品により異なりますが、海外の提携会社がある製品では、契約の締結、安全性情報の交換、安全性に関する協議などが必要となるため、英語でやり取り(メール・会議)する機会はあります。また、副作用の機序や自社医薬品との因果関係などを考察するための参考として、英語の文献から情報収集することもあります。

(安全管理部)

国内外のエビデンス収集のために多くの論文を読むため、英文を読む機会は多いです。人によっては、海外の提携会社との打合せや海外の先生を招いた学会セミナーの運営のために英語を話す機会もありますし、海外の学会に参加するメンバーもいます。

(メディカルアフェアーズ部)

サイエンススタッフ職で入社した先輩はどんなキャリアパスが多いですか?

サイエンススタッフ職は、新卒採用で募集を始めたのは比較的最近で、新しい募集職種のため、この職種で入社した社員が仕事を始めてからまだ数年ということもあり入社時の所属グループか、同じ部内の他グループに異動して経験を積んでいる人が多い印象です。(例:メディカルアフェアーズ部からキャリアをスタート→入社3年半で安全管理部に異動 など)

MR(営業部門)や研究開発部門とは、どのように関わりますか?

医療関係者からの情報収集・提供は、基本的にはMRを通じて実施することになります。そのため、副作用情報の収集、添付文書の改訂や医薬品の適正使用のための情報提供、市販直後調査・PMSの実施などは営業部門の方のご協力いただき実施しています。また、研究開発部門とは、医薬品の開発プロジェクトメンバーとして治験に関するディスカッションに参加したり、開発品の市販後のエビデンス取得・公表について協議したりしています。

コーポレートスタッフ職の先輩への質問

コーポレートスタッフ職でも、リモートワークはありますか。どの程度活用されていますか?

活用頻度は部署により異なりますが、財務経理部では平均して週に2~3回程度リモートワークを活用している人が多い印象です。リモートワークの活用については、もちろん業務や仕事の関係者によって出社が必須となる場合も多くありますが、各業務をより効率的に、より生産性を上げるために自ら計画を立て、利用しています。また、Web会議の利用も浸透しているため、リモートワークを活用しながらも円滑なコミュニケーションが可能な環境です。

大学で学んでいる専攻と異なりますが、大丈夫でしょうか?

周囲からのサポートがあるほか、自己研鑽を行うための資料や時間も十分に得られる環境であるため、問題ないと思います。実際に専攻が異なる方も複数在籍しており、私自身も専門資格は入社後に取得しました。専門的な知識が必要となる分野ですが、学習意欲に比例して習熟できる環境だと思います。

どういう人がコーポレートスタッフ職に向いていますか?

「組織全体」を理解する意欲のある方です。この職の特性として、幅広い部署をサポートするための「横の視野の広さ」と、現場から経営まで見渡すの「縦の視野の広さ」の両方が求められます。そのため、他者とのコミュニケーションに前向きであり、物事を広く・柔軟に捉えようとする感性のある方が大きく成長できる職種だと思います。