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がん性皮膚潰瘍マネジメントの現場から-施設インタビュー-:CASE2.昭和大学病院ブレストセンター(東京都品川区) 第1回:医師の目線から


    地域を含めた医療スタッフによるサポート体制で、
    患者さんのセルフケア能力を高める

    施設データ

    診療科・部門
    ブレストセンター
    チーム体制
    乳腺外科医、乳がん看護認定看護師を含む看護師、及び地域の訪問看護師
    専従スタッフ
    なし
    がん性皮膚潰瘍患者数
    約20名(2018年6月28日現在)
    記事/インライン画像
    桑山隆志氏

    桑山 隆志 氏
    昭和大学医学部乳腺外科 助教

    【略歴】
    東京医科歯科大学卒業後、東京医科歯科大学 乳腺外科及び聖路加国際病院 乳腺外科を経て、昭和大学病院ブレストセンターへ。
    日本外科学会専門医、日本乳癌学会専門医、日本がん治療認定医機構 がん治療認定医、検診マンモグラフィ読影認定医師。

    がん性皮膚潰瘍のケア体制

    昭和大学病院では、がん性皮膚潰瘍をどのような診療体制で診られていますか。

    様々ながん種の中でも、がん性皮膚潰瘍が最も多く認められるのは乳がんです。当院のブレストセンターでは、乳腺外科医、乳がん看護認定看護師を含めた看護師、放射線技師や超音波技師などが協働しながら一連の検査及び診察のほか、遺伝性乳がん・卵巣がんに対するカウンセリングや患者さんや家族の心のケアなどを行っています。外来化学療法に関しては、腫瘍センターと連携して実施しています。このような診療体制の中で、乳がん患者さんのがん性皮膚潰瘍を診ています。

    ブレストセンターを受診されるがん性皮膚潰瘍の患者さんの特徴を教えて下さい。

    ブレストセンターには、近隣の医療機関などから、乳がん疑い、あるいは乳がんの患者さんが紹介されてきます。その中で、初診時からがん性皮膚潰瘍を有する患者さんもいれば、当センターで治療をしていたものの、残念ながら再発・進行して、がん性皮膚潰瘍が併発してしまった患者さんもいます。初診でがん性皮膚潰瘍を有する患者さんは年間3~5名程度、再発・進行例のがん性皮膚潰瘍も年間3~5名程度の患者さんに認められます。乳がんの治療期間は比較的長いため正確には分かりませんが、現在、ブレストセンターで診察しているがん性皮膚潰瘍の患者さんの数は、おそらく20名前後だと思います。

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