ぬり薬の蘊蓄 第4章 ぬり薬を評価するために~局所皮膚適用製剤の生物学的同等性試験ガイドラインについて~
第1~3章では、外用剤(局所皮膚適用製剤)の基剤や添加剤、適用する部位や年齢、皮膚疾患との関係などによって、主薬の経皮吸収が異なることを紹介しました。同じ濃度の主薬であっても、これらの要因による経皮吸収の変化が、効果発現に影響を及ぼす可能性があります。このような特徴を持つ外用剤の後発医薬品などは、先発医薬品*と同等であることをどのように評価すればよいのでしょうか。
第4章では、外用剤の同等性を評価するためのガイドライン(生物学的同等性試験ガイドライン)を紹介します。
*:新医薬品として承認を与えられた医薬品または準じる医薬品