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褥瘡対策の理学療法士・作業療法士の役割


    総監修:
    • 群馬大学 名誉教授 石川 治 先生
    監修:
    • 医療法人社団廣仁会 札幌皮膚科クリニック 安部 正敏 先生
    • 訪問看護ステーション 有限会社きらくな家 代表 中里 貴江 先生

    動作能力や姿勢、可動性などの側面から褥瘡の発生リスクに対する検討を行い、対応する役割を担っています。また、褥瘡の部位によって日常生活に影響が出る場合は、周囲皮膚および創部の状態を確認し、負担の少ない日常動作の方法を他のスタッフと連携し考える役割もあります。

    病院

    予防

    1. 坐位姿勢に関する助言をします。
    2. 臥位姿勢の緊張を和らげ、安定した姿勢がとれるようにポジショニング・ピローの使用法などの検討を他のスタッフとともに行います。
    3. 局所に圧力やずれ力が集中しないよう注意し、自力体位変換能力を獲得するための動作練習の指導をします。
    4. 褥瘡部の観察を行いながら、評価(アセスメント)により関節可動域の制限因子を特定し、筋緊張を和らげつつ関節を動かす方法について助言します。
    5. 筋緊張を和らげ、静脈還流を改善するためのマッサージを行います。
    6. 褥瘡が発生する前に離床を促し、生活の活性化を図れるように環境調整を含めた介護者指導を行います。
    7. 不用意な外力が加わり、殿部などを傷つけることのない安全な介助法を指導します。

    治療

    1. 医師・看護師などとの連携の下で、理学療法士が経過を観察しながら治療を行います。

    在宅

    在宅では、訪問リハビリテーションを行います。利用する制度と実施主体に応じて、時間・回数・報酬などが異なります。介護保険制度においては、ケアプランに訪問リハビリテーションを入れる必要があり、ケアマネジャーを介することが必要です。
    (1)~(8)は病院の理学療法士・作業療法士と共通です。
    以下は在宅固有の役割です。

    • 日常生活に必要な自助具、褥瘡予防用具について助言します。
    • 住宅改造に関して指導します。

    お問い合わせ

    お問い合わせの内容ごとに
    専用の窓口を設けております。

    各種お問い合わせ

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