エピデュオの特徴
エピデュオゲルはアダパレンとBPOをそれぞれ承認製剤での濃度を含有する外用配合剤であり、アダパレンのレチノイド様作用とBPOの抗菌作用および角層剥離作用を有する、1日1回投与の尋常性ざ瘡治療剤である。
エピデュオゲルの有効成分であるBPOには薬剤耐性菌の報告がない10、16、17)。
- Thiboutot DM et al.:J Am Acad Dermatol. 60(5 Suppl),S1-50(2009)
- 『 尋常性痤瘡治療ガイドライン2016』林伸和ほか:.日皮会誌.126(6),1045-1086(2016)
- Nast A et al.:J Eur Acad Dermatol Venereol.30(8),1261-1268(2016)
尋常性ざ瘡患者を対象とした国内第Ⅲ相比較試験で、12週目における総皮疹数のベースラインからの減少率は82.7%であった。
尋常性ざ瘡患者を対象とした12ヵ月間の国内第Ⅲ相長期投与試験で、総皮疹数のベースラインからの減少率は1週目が25.6%、3ヵ月目が74.7%、12ヵ月目が86.2%であり、12ヵ月目まで有効性が維持された。
尋常性ざ瘡患者を対象とした海外第Ⅲ相臨床試験(3試験)のメタアナリシスで、12週目における奏効率※は33.1%であった。一方、12週目における総皮疹数のベースラインからの変化率は、-59%であった。
- ※ IGAスケールで「0=皮疹消失」または「1=ほぼ皮疹消失」と判定された患者の割合
国内第Ⅲ相臨床試験(2試験)において、安全性評価対象例648例中70例(10.8%)に副作用が認められた。主な副作用は、皮膚刺激(52例、8.0%)、皮膚疼痛(6例、0.9%)、アレルギー性皮膚炎(4例、0.6%)であった。(承認時)