ご自身では軽いと思っていても、意外と症状が進んでいることもありますから、自己判断は避けたほうがよいでしょう。また、症状にあっていない市販薬を使用するなど不適切な自己治療によって、かえって症状が悪化する場合もあります。最近では患者さんの診察時の恥ずかしさを軽減するための工夫が施されています。例えば、婦人科の内診のように医師の前で患者さんが大きく脚を開くことはなく、横向きに寝る側臥位で診察するケースがほとんどです。これなら下着を少し下にずらすだけですみますし、診察中に医師と目が合うこともありませんので、恥ずかしさも大幅に軽減されると思います。また、痔の程度が軽いうちに治療を開始すれば、治療期間も短い傾向があり、治療費の面でもお得です。