紅皮症とは、からだ全体の皮膚に赤い発疹[紅斑(こうはん)]が広がった状態をいいます。さまざまな病気が原因となりますが、その病気が全身に広がったものです。主な原因としてアトピー性皮膚炎、湿疹、乾癬(かんせん)、薬が原因で発生する発疹[薬疹(やくしん)]などがあります。
紅斑のほかに、フケのようなもの[鱗屑(りんせつ)]があらわれたり、顔、腕や脚がむくむ場合があります。また、原因となる病気によっては、発熱、リンパ節の腫れ、倦怠感などがあらわれたり、症状が長く続くと髪の毛や体毛が抜け落ちたり、爪が変形することもあります。
紅皮症の症例画像
監修:京都大学 皮膚科 名誉教授 宮地 良樹 先生