製品タイプ別の使い分け例

ヒルドイドには「ソフト軟膏」「クリーム」「ローション」「フォーム」の4つのタイプがあります。いずれも同じ有効成分が同じ量含まれており、効果に違いはありません。塗り心地や塗り広げやすさ(展延性)、皮膚を覆う性質(被覆性)が異なるため、その特徴を活かした使い分けがあり得ます。

監修:日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
マルホ株式会社シニアメディカルディレクター 
生駒晃彦
ソフト軟膏・クリーム・ローション・フォームの塗り心地/展延性/被覆性
使い分け例 1

季節によって 塗り心地 を意識

気温や湿度の変化が大きい日本では、塗る季節ごとに好まれやすい塗り心地があります。例えば、夏はさっぱりとした塗り心地のフォームやローション、冬はしっとりとした塗り心地のソフト軟膏やクリーム、という使い分けがあり得ます。

フォーム・ローション・クリーム・ソフト軟膏の季節ごとの使い分け
使い分け例 2

時間帯によって 塗り広げやすさ を意識

ライフスタイルに合わせて、時間帯ごとに好まれやすい塗り広げやすさがあります。
例えば、朝などの忙しい時間帯は短時間で塗り広げることができるフォームやローション、時間に余裕があるときはソフト軟膏やクリーム、という使い分けがあり得ます。

朝など、忙しいとき

フォーム・ローション

夜など、時間に余裕が
あるときや入浴後

ソフト軟膏・クリーム
使い分け例 3

部位によって 塗り心地 塗り広げやすさ 被覆性 を意識

からだの部位ごとに、好まれやすい塗り心地や塗り広げやすさ、被覆性があります。例えば、髪の毛のある頭皮はさっぱりとした塗り心地のフォームやローション、塗る範囲が広い背中などは塗り広げやすいフォームやローション、塗る範囲が狭い部位や被覆性を求める場合(手など)はソフト軟膏やクリーム、という使い分けがあり得ます。

塗る範囲が広い部位
(背中など)

フォーム・ローション

塗る範囲が狭い部位や
被覆性を求める場合(手など)

ソフト軟膏・クリーム