自由診療の「今」に迫るインタビューシリーズ PINCER NAILS

- 大倉山あかまつ皮フ科 院長 赤松 まゆみ 先生
矯正治療は巻き爪治療の第一選択と考えていますが、矯正具単独では治療に時間がかかること、矯正具を外すと再発することが課題でした。リネイルゲルの登場により、これらの課題解決の可能性が広がり、矯正治療に自信をもって取り組めるようになりました。また、早期に巻き爪の悩みから解放されることは患者さんの満足度向上にもつながっています。当院は、大学病院・市中病院・皮膚科クリニックと様々な場所での経験を活かし、患者さん一人ひとりの生活に寄り添った柔らかな治療で、地域に根ざした心のこもった医療を目指しています。特に、超高齢社会のいま、健康寿命を延ばし、自分の足で長く歩いていくためにも、我々皮膚科医が足や爪のトラブルに早期に気付き、適切な治療を行っていくことが求められると考えます。
Vol.2 巻き爪矯正治療は、医師と看護師の「連携で効率化を!」

- 医療法人晃有会 ササセ皮フ科 理事長 笹瀬 晃弘 先生

- 看護師 原田 美紀 様
爪の病気は専門性が要求される領域であり、さらに、巻き爪矯正治療は実施できる医療機関が限られています。だからこそ、爪を診ることができる医療機関は患者さんにとって貴重であり、クリニックの信頼度を高めることにもつながると考えています。大阪市内を中心に8診療所を展開している当グループは、医師と看護師の密な連携で日々の診療に取り組んでいます。特に、自由診療である巻き爪矯正治療は、診察、費用の説明、施術、生活指導など、多くの工程を経る必要があり、医師と看護師の連携で効率化することが不可欠です。巻き爪で悩む患者さんがひとりでも多く笑顔になれるよう、今後も巻き爪の啓発を積極的に行っていきたいと思います。

- ひたちなか中央クリニック 院長 桑原 大樹 先生
リネイルゲルの登場により、巻き爪矯正は治療期間が短縮できるようになりました。これに伴い、当院では患者さんの通院に伴う身体的負担が軽減され、また、医療者にとっても矯正器具のメンテナンスに要していた再診の時間を新規の患者さんに充てることができ、結果的に経営メリットが向上しました。一般的に矯正治療はまだ認知度が低いため、巻き爪患者さんの多くは治療をあきらめ痛みをガマンして過ごしています。当院ではリネイルゲルを機にさらに自信をもって矯正治療を提案することができるようになり、治療意識を高められるよう社会的にも貢献できると考えています。