乳児血管腫/いちご状血管腫にゅうじけっかんしゅ/いちごじょうけっかんしゅ

乳児血管腫(にゅうじけっかんしゅ)は、皮膚の表面や内部にできる「赤あざ」の一種で、未熟な毛細血管が増殖してあらわれる良性の腫瘍(しゅよう)です。見た目が赤く、いちごのような外観から、「いちご状血管腫」とも呼ばれています。
一般的に生後1~4週に円形、楕円形の「赤あざ」があらわれます(赤あざには生まれたときから見られる単純性血管腫もあります)。全身のどの部位でもみられますが、特に首から上に多発します。
表面がただれている、出血がみられる、目や鼻の近くに腫瘤がみられる場合などは、あとが残ったり、視力や呼吸機能に影響を及ぼすことがあるためすぐに治療が必要になります。

乳児血管腫/いちご状血管腫の症例画像

監修:京都大学 皮膚科 名誉教授 宮地 良樹 先生

乳児血管腫/いちご状血管腫に
悩む方はこちらも

こんなお悩みや疑問に医師が回答します

  • 子どもの顔に赤いあざがあるのですが、乳児血管腫(いちご状血管腫)と言われるものでしょうか?
  • 乳児血管腫は、治療をすればきれいに治るのですか?
  • 乳児血管腫は、放っておいても治るのですか?

相談できる病院を探す

皮膚のトラブルになった時に大事なのは、専門性の高い医師に相談すること。
あなたに合った病院・医師を見つけましょう。

  • 本コンテンツに掲載されている情報は、医学監修者の意見に基づき掲載しておりますが疾患についての一般的な情報に留まるものであり、診断や診療を行うものではありません。診断や診療を必要とする方は、必ず適切な医療機関を受診してください。
  • 本コンテンツに掲載されている情報は、病気の典型例に基づいたものであり、情報がすべての方に当てはまるわけではありません。
  • 本コンテンツの情報や利用に関して発生した損害などに対して、弊社ならびに監修者は一切の責任を負いません。
参考:
本コンテンツに掲載している皮膚疾患の一覧
  • 今後もさらに疾患を拡充する予定です