乳児血管腫(にゅうじけっかんしゅ)は、皮膚の表面や内部にできる「赤あざ」の一種で、未熟な毛細血管が増殖してあらわれる良性の腫瘍(しゅよう)です。見た目が赤く、いちごのような外観から、「いちご状血管腫」とも呼ばれています。
一般的に生後1~4週に円形、楕円形の「赤あざ」があらわれます(赤あざには生まれたときから見られる単純性血管腫もあります)。全身のどの部位でもみられますが、特に首から上に多発します。
表面がただれている、出血がみられる、目や鼻の近くに腫瘤がみられる場合などは、あとが残ったり、視力や呼吸機能に影響を及ぼすことがあるためすぐに治療が必要になります。
乳児血管腫/いちご状血管腫の症例画像
監修:京都大学 皮膚科 名誉教授 宮地 良樹 先生
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