股部白癬は、白癬菌(はくせんきん)というカビ(真菌)の一種が股に感染する病気で、一般的に「いんきんたむし」とも呼ばれています。 白癬菌に感染した人や動物などから感染したり、自分自身の他の感染部位から感染したります。 股の周囲に小さめのブツブツ[小丘疹(しょうきゅうしん)]があらわれ、感染した場所を中心に太ももや性器周辺、足の付け根からお尻のあたりまで広がります。陰嚢(いんのう)だけがかゆい場合は股部白癬ではなく陰嚢湿疹(いんのうしっしん)の可能性があります。また、強いかゆみが対称性にあらわれます。 成人男性で多くみられ、足白癬(あしはくせん)も同時にみられることがあります。
股部白癬【いんきんたむし】の症例画像
監修:京都大学 皮膚科 名誉教授 宮地 良樹 先生
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