理科の先生になりたかった
理科の先生になりたかったんです。サイエンスの面白さを感じることで、子どもたちの人生が彩られていく。そんなきっかけを与えられるような先生になりたい。そう思っていました。農学部で学んだのも、なにか専門分野をもった先生になりたかったから。実際に教育実習も終えていたのですが、結局、教員採用試験は受けませんでした。
その理由は学生時代にチームで成果を出すということに、より魅力を感じるようになったからです。教授の方針や研究室の雰囲気もあって、目標に向かって組織のメンバーとして成果を出すことの面白さを経験しました。そんな時に出会ったのが製薬会社の臨床開発という仕事でした。たくさんの製薬会社の中でもマルホを選んだのは、やはり皮膚科学の分野に強かったからですね。
