- 医療関係者の皆さま
- 褥瘡辞典 for MEDICAL PROFESSIONAL
- 褥瘡の治療
- ハイリスク褥瘡患者・難治性褥瘡
褥瘡の治療
ハイリスク褥瘡患者・難治性褥瘡
ハイリスク褥瘡患者・難治性褥瘡とは
●ハイリスク褥瘡患者
褥瘡のハイリスク患者としては脊髄損傷患者、小児、周術期患者などが挙げられます。個々の患者に合わせた対策を講じて、まず予防に努めることが重要です。
特徴 | 対処 | |
---|---|---|
脊髄損傷患者 |
|
|
小児 |
|
|
周術期患者 |
|
|
がん患者 (化学療法施行患者) |
|
|
●難治性褥瘡
褥瘡の難治化の主な要因は、(1)不十分な除圧・ずれ対策、(2)慢性の低栄養状態、(3)不適切な局所治療が挙げられます。それらによりポケット(dead space)形成や不良肉芽形成などが起こり、治癒が遅滞します。
難治化の原因 | 対処 | |
---|---|---|
ポケットを有する褥瘡 |
処置がポケットの奥まで及びにくいために
|
|
不良肉芽 |
|
|
感染を起こした褥瘡 |
|
|
創辺縁の変化 |
|
|
踵部、大転子部の褥瘡 |
|
|