がん性皮膚潰瘍の発生頻度
- 監修:
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- 昭和大学医学部乳腺外科 教授 中村 清吾 先生
POINT
- がん性皮膚創傷は転移性がんの5~10%で発生する
- 乳がんにおける発生率が高い
がん性皮膚創傷は転移性がんの5~10%で発生すると報告されています1)。
乳がんにおける発生率が高く、男性では肺がんの皮膚転移による頻度が高いと報告されています2)。
頭頸部がん、肺がん、食道がん、腎がん、卵巣がん、大腸がん、膀胱がん、性器がん、悪性黒色腫(メラノーマ)などでも発生し、発生部位としては、乳房や頭頸部が多いと報告されています1)。
乳房 | 39~62% |
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頭頸部 | 24~33.8% |
体幹 | 1~3% |
大腿部 腋窩 | 3~7.4% |
会陰部 | 3~5.1% |
その他 | 3.7~8% |
(文献1より作表)
- McDonald A et al.: J Palliat Med, 9(2), 285-295, 2006
- Alexander S: J Wound Care, 18(7), 273-280, 2009