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ストロメクトールの特徴


  1. イベルメクチンを有効成分とする駆虫剤です。
  2. イベルメクチンは、無脊椎動物の神経・筋細胞に存在するグルタミン酸作動性クロライドチャンネルに結合することで駆虫活性を発現するものと考えられています(in vitro1,2)
  3. 腸管糞線虫症及び疥癬に対する国内で唯一の経口治療薬です。
  4. 国内で実施された腸管糞線虫症を対象とした臨床試験において、総投与症例50例中1例(2.0%)に悪心、嘔吐が各1件(2.0%)、計2件の副作用が認められました。臨床検査値の異常変動は50例中4例(8.0%)にAST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、総ビリルビン値上昇、白血球減少、リンパ球増加、単球減少及び血尿が各1件(2.0%)、計7件認められました3,4)。〔承認時〕
  5. 外国で実施された腸管糞線虫症を対象とした臨床試験において、 109例中12例(11.0%)、20件の副作用が認められました。主な副作用はめまい、そう痒が各3件(2.8%)、下痢、悪心が各2件(1.8%)等でした5-8)
  6. 腸管糞線虫症を対象とした使用成績調査において、安全性評価対象309例中、副作用は19例(6.1%)に認められ、主なものはAST(GOT)上昇、及び好酸球数増加の各4件、ALT(GPT)上昇の3件でした4)。〔再審査終了時〕
  7. 疥癬を対象とした使用成績調査において、安全性評価対象750例中、副作用は12例(1.6%)に認められ、主なものは肝機能異常3件でした9-13)。〔調査終了時〕
  8. 重大な副作用として中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、肝機能障害、黄疸、血小板減少、意識障害があらわれることがあります。

    詳細は電子添文の副作用をご参照ください。
  1. Arena, J. P. et al.:Mol. Brain Res. , 15, 339(1992)
  2. Cully, D. F. et al.:Nature. , 371, 707(1994)
  3. Zaha, O. et al.:J. Infect. Chemother. , 8(1), 94(2002)〔承認時評価資料〕
  4. 承認時及び使用成績調査終了時集計〔社内資料〕
  5. Marti, H. P. et al.:Am. J. Trop. Med. Hyg. , 55(5), 477(1996)
  6. Datry, A. et al.:Trans. Roy. Soc. Trop. Med. Hyg. , 88, 344(1994)
  7. Gann, P. H. et al.:J. Infec. Dis. , 169(5), 1076(1994)
  8. Salazar, S. A. et al.:Infect. Med. , 11(1), 50(1994)
  9. 大滝倫子:皮膚病診療, 25(増1), 124(2003)〔効能追加時評価資料〕
  10. 首藤義幸ら:Clinical Parasitology, 14(1), 104(2003)〔効能追加時評価資料〕
  11. 樹神元博ら:臨床皮膚科, 55(3), 273(2001)〔効能追加時評価資料〕
  12. 大友弘士ら:ヒューマンサイエンス総合研究事業 熱帯病に対するオーファンドラッグ研究班分担研究報告書, (2004)〔効能追加時評価資料〕
  13. 檜垣雄治ら:島根医学, 24(2), 52(2004)〔効能追加時評価資料〕

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