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薬局経営者に聞く:未病・予防含む総合ヘルスケアビジネス構築へ(4/4)


「考えない」時間を作るため料理を趣味に

平日は分刻みのスケジュールだと思いますが、休日はどのように過ごされていますか。

【三津原】最近は料理に凝っています。弊社のレシピを監修してくれた料理研究家・リュウジさんが「バズレシピ」という本やYouTubeを出しています。それを見ながら料理するのが楽しくて、これまでに30レシピくらいトライしました。

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日本調剤株式会社(東京都) 代表取締役社長 三津原 庸介 氏
料理は、段取りなどを考えなくてはなりませんので、それはそれで煩わしい部分もあるのではないですか。

【三津原】人によって違うのでしょうが、少なくとも私にとって社長業とは、「考えること」とイコールなのです。年がら年中、考えてばかりいます。そのため最近では、「考えないこと」の重要性に気付き始めました。料理はその点、材料とか味付けなどの加減を考える程度で、それほど考えを深める必要はありません。目の前の料理に集中できますので、仕事のことを全て忘れて没頭できる点が、料理の良さです。しかも、意外と美味しく仕上がる。実は、昨日もオートミールクッパを作りました。お米の代わりにオートミールを入れたもので、ダイエットにも良いようです。
料理に辿り着く前まで、「考えない」時間を作るための手段探しに、色々と試行錯誤しました。ゴルフも試してみましたが、ダメでした。食事を含めると6時間くらいある中で、人のショットを待っている間など考える時間がポッカリできてしまいます。少なくとも私にとってゴルフは、「考えない」時間にはなり得ませんでした。

日頃、どのようなことに留意して、仕事や私生活に向き合っておられますか。

【三津原】今、お話ししましたように、「考えないこと」を大切しています。特に社長の場合、先々のことを考えてばかりいます。例えば、2025年には全国の外来患者数がピークを迎え、そのうち65歳以上の占める割合が2040年には約6割になるなどの情報に基づき、今後の会社経営を考えなければなりません。脳科学の世界では、多くの人は将来を悲観的に予測すると言われているようですし、私も、そのうちの一人です。楽観的には将来を見通せないタイプですので、そういった悲観的なことを考えない時間を作りたいと痛切に思うようになりました。考えない時間を作ってこそ、メンタルヘルスを健全に維持できます。
少々、話がそれるのですが、家が代々、曹洞宗だったものですから、昔から禅に興味を持ってきました。禅語に「日々是好日」という句があり、「毎日が人生、最良の日」など、さまざまな解釈がなされています。私としては「その日、その日を懸命に生きましょう」という意味と理解し、生活の糧にしています。

企業情報

名称 日本調剤株式会社
設⽴ 1980年3月
代表者 代表取締役社長 三津原 庸介
資本⾦ 39億5,302万円
売上高 3,133億円(連結 2023年3月期)
従業員数 5,689名(連結 2023年3月期)
本社 〒100-6737
東京都千代田区丸の内1-9-1 グラントウキョウノースタワー37階 MAP

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