メインコンテンツに移動

ファムビル錠の特徴


  1. ファムビル錠は、1錠にファムシクロビルを250mg含有するフィルムコート錠で、単純疱疹に1回1錠、帯状疱疹に1回2錠、いずれも1日3回投与、また、再発性の単純疱疹の場合は、1回4錠を2回投与することもできる経口抗ヘルペスウイルス薬である。
  2. ファムシクロビルは、肝代謝によりペンシクロビルに変換されるプロドラッグで、生物学的利用率は77%であった(外国人データ)1,2)
  3. ペンシクロビル3リン酸の感染細胞内半減期は、単純ヘルペスウイルス1型では10時間、単純ヘルペスウイルス2型では20時間、水痘・帯状疱疹ウイルスでは9.1時間であった(in vitro3~5)
  4. 口唇・顔面ヘルペス、カポジ水痘様発疹症、性器ヘルペスを対象とした追加第Ⅲ相二重盲検比較試験において、すべての単純疱疹の病変部位が治癒するまでの日数の50%点は6日であり、バラシクロビル塩酸塩に対する非劣性が検証された。
  5. 再発性の単純疱疹(口唇ヘルペス、性器ヘルペス)を対象とした第Ⅲ相二重盲検比較試験において、単純疱疹のすべての病変部位が治癒するまでの時間(日)の50%点は4.7日であり、プラセボに対する優越性が検証された。
  6. 帯状疱疹を対象とした追加第Ⅲ相二重盲検比較試験において、病変部位が完全痂皮化するまでの日数の50%点は7日であり、アシクロビルに対する非劣性が検証された。
  7. 帯状疱疹の急性期の皮膚症状や疼痛を改善した。
  8. 重大な副作用として精神神経症状、重篤な皮膚障害、急性腎障害、横紋筋融解症、ショック、アナフィラキシー、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、血小板減少性紫斑病、呼吸抑制、間質性肺炎、肝炎、肝機能障害、黄疸、急性膵炎(いずれも頻度不明)があらわれることがある。

    主な副作用は、頭痛、傾眠、めまい、尿中蛋白陽性、BUN増加、血中クレアチニン増加、尿中血陽性、白血球数増加、白血球数減少、赤血球数減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット減少、好酸球増加、血小板数増加、ALT増加、AST増加、LDH増加、尿中ウロビリノーゲン増加、γ-GTP増加、ALP増加、黄疸、下痢、悪心、腹部不快感、腹痛、口渇、嘔吐、口唇乾燥、便秘、発疹、動悸、CK増加、血中カリウム増加、倦怠感、発熱、尿糖陽性等であった(詳細は、添付文書の副作用及び臨床成績の安全性結果を参照)。
  1. Vere Hodge, R. A., et al. : Antimicrob. Agents Chemother., 33(10), 1765(1989)
  2. Schubert, C., et al. : 旭化成ファーマ(株)社内資料(生物学的利用率)
  3. Vere Hodge, R. A., et al. : Antimicrob. Agents Chemother., 33(2), 223(1989)
  4. Earnshaw, D. L., et al. : Antimicrob. Agents Chemother., 36(12), 2747(1992)
  5. Bacon, T. H., et al. : Antivir. Chem. Chemother., 7(2), 71(1996)
詳細については、製品情報一覧ページ<添付文書><インタビューフォーム>及び総合製品情報概要をご覧ください。
総合製品情報概要をご所望の方は、弊社MR及び製品情報センター(0120-122834)にお問い合わせください。

お問い合わせ

お問い合わせの内容ごとに
専用の窓口を設けております。

各種お問い合わせ

Dermado デルマド 皮膚科学領域のお役立ち会員サイト

医学賞 マルホ研究賞 | Master of Dermatology(Maruho)

マルホLink

Web会員サービス

ページトップへ