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手あれ(進行性指掌角皮症)

監修:東京女子医科大学 名誉教授 川島 眞 先生

手あれ(進行性指掌角皮症)のおはなし

どうして手あれになるのでしょうか?

一般に、皮膚のうるおい(水分量)は皮脂(ひし)、天然保湿因子(てんねんほしついんし)、角質細胞間脂質(かくしつさいぼうかんししつ)という3つの物質によって一定に保たれています。手、指では皮脂腺(ひしせん,皮脂を分泌する)が少なく、そのため皮脂膜(ひしまく)も薄くなっています。そのかわり角質層が厚くなっていて、保護する役目を果たしています。
その角質層も、石鹸や洗剤などを使って頻繁に水仕事をしたり、指先をよく使ったりしたあとにお手入れをしないで放っておくと、水分が失われやすくなります。
そこへ、さらに指先に様々なものの摩擦(まさつ)刺激が加わると、厚い角質層は弾力性を失い、ひび割れてしまいます。
ですから、手への刺激を少なくするような、ふだんからの心がけが予防には大切です。

※皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質については「手、指がうるおう理由」でくわしく解説しています。

健康皮膚

角質細胞と角質細胞の間に角質細胞間脂質がぎっしりとつまっていて、すき間がみられません。皮脂膜も保たれ、天然保湿因子も十分に存在しています。

健康皮膚のイラスト

乾燥皮膚

角質細胞がはがれてすき間ができ、水分が逃げやすい状態です。皮脂膜や天然保湿因子も減少しています。

乾燥皮膚のイラスト
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