褥瘡
褥瘡(床ずれ)
褥瘡(床ずれ)の傷は乾燥させたほうがいいですか?
褥瘡(床ずれ)の傷は乾燥させるより、適度な湿り気を保つほうが早く治ります。
傷の部分では傷を治すための物質が細胞から出ています。この物質が有効に利用されるために、傷口をドレッシング材(被覆材)で保護し、適度な湿り気を保つことが必要です。
ただし、褥瘡(床ずれ)の傷の状態によって治療方法は異なりますので、医師や看護師から正しい治療方法の指導を受けましょう。
石川 治 先生(群馬大学 名誉教授)、安部 正敏 先生(医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック/褥瘡・創傷治癒研究所)、中里 貴江 先生(訪問看護ステーション 有限会社きらくな家 代表)
褥瘡(床ずれ)
おしりに褥瘡(床ずれ)があるときに車いすを使ってもいいですか?
おしりに褥瘡(床ずれ)があっても車いすを使うことができます。
ただし、褥瘡(床ずれ)部分に力がかからないように以下のことに注意しましょう。車いすを使っているときに姿勢が保てないと、おしりの中央部にある骨の突出した部分(仙骨部<せんこつぶ>)に摩擦とずれが起こります。悪化の予防として、太ももの裏側の広い面積で体を支えられるよう、股関節(こかんせつ)、膝関節(ひざかんせつ)、足関節ができるだけ90度になるようにクッションなどで姿勢を整え、定期的に座りなおしをするようにします。
石川 治 先生(群馬大学 名誉教授)、安部 正敏 先生(医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック/褥瘡・創傷治癒研究所)、中里 貴江 先生(訪問看護ステーション 有限会社きらくな家 代表)
褥瘡(床ずれ)
褥瘡(床ずれ)の傷は毎日消毒したほうがいいですか?
褥瘡(床ずれ)の傷を毎日消毒する必要はありません。傷を消毒することにより、傷を治すためにはたらく細胞を傷つけ、傷口を治そうとするはたらきを弱めてしまうからです。傷口を清潔に保つためには、十分な量の生理食塩水や水道水のぬるま湯で、少し水しぶきがあがるくらいの圧をかけ、洗い流すだけで十分効果があります。
ただし、感染を起こしている褥瘡(じょくそう)には切開、抗生物質の全身投与などが必要です。医師や看護師の指示に従い、傷の清潔を保つようにしてください。
石川 治 先生(群馬大学 名誉教授)、安部 正敏 先生(医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック/褥瘡・創傷治癒研究所)、中里 貴江 先生(訪問看護ステーション 有限会社きらくな家 代表)
褥瘡(床ずれ)
どのような人にできやすいのですか?
次のような状態の人は褥瘡(床ずれ)ができやすいので注意が必要です。
石川 治 先生(群馬大学 名誉教授)、安部 正敏 先生(医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック/褥瘡・創傷治癒研究所)、中里 貴江 先生(訪問看護ステーション 有限会社きらくな家 代表)
褥瘡(床ずれ)
褥瘡(床ずれ)の治療で入院は必要ですか?
褥瘡(床ずれ)ができても必ず入院が必要なわけではありません。
患者さんの体の状態や褥瘡(床ずれ)の傷の状態によっては、自宅で治療・ケアをすることができます。入院が必要かどうかを医師や看護師と相談してください。
石川 治 先生(群馬大学 名誉教授)、安部 正敏 先生(医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック/褥瘡・創傷治癒研究所)、中里 貴江 先生(訪問看護ステーション 有限会社きらくな家 代表)
褥瘡(床ずれ)
褥瘡(床ずれ)が感染したらどのような症状があらわれますか?
褥瘡(床ずれ)の感染は、細菌が傷の深い部分に侵入したときに起こります。感染すると褥瘡(床ずれ)の周りの皮膚は赤くなり、腫(は)れてきます。そのまま放置すると、発熱や膿(うみ)を伴うようになり、生命にかかわる大変危険な状態になることがあります。
直ちに医師の診察を受けましょう。
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褥瘡(床ずれ)
どのような治療方法があるのですか?
一般にぬり薬やドレッシング材(被覆材)などを使用した治療が行われます。
その他に手術などが行われる場合もあり、それぞれの患者さんの褥瘡(床ずれ)の状態によって医師が選択します。
石川 治 先生(群馬大学 名誉教授)、安部 正敏 先生(医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック/褥瘡・創傷治癒研究所)、中里 貴江 先生(訪問看護ステーション 有限会社きらくな家 代表)
褥瘡(床ずれ)
体の向きや姿勢は何時間ごとに変えればいいですか?
横になっている場合は、2時間ごとを目安に体の向きや姿勢を変える体位変換が推奨されています。患者さんと介護者の生活リズムに合わせて体位変換をするようにしてください。特に夜間の体位変換は、介護者の就寝前、起床などに合わせて行うと負担を軽減できます。
座っている場合は、自分で体を動かすことができる患者さんでは15分ごと、自分で体を動かすことができない患者さんでは30分から1時間ごとに座りなおしを行うことが推奨されています。
ただし、患者さんのやせている程度、むくみの有無、体圧分散用具の使用の有無およびその機能の程度など、複数の要因が関係するため、何時間ごとの体位変換がよいかは患者さんによって違います。医師や看護師などと相談して体位変換スケジュールを立てましょう。
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褥瘡(床ずれ)
食事が摂れないときはどうしたらいいですか?
薬の副作用や味覚異常、発熱、また食欲と関係のあるビタミンB群が不足しているなどの原因がある場合は、それを取り除くようにします。
食事のメニューに患者さんの好きなものを入れる、家族と一緒に楽しく食べる、食べ物が見える姿勢にする、盛り付けをきれいにする、香りづけをするなどの工夫をします。
牛乳・ヨーグルトなどタンパク質(体を作る成分)の多い乳製品やプリン、ゼリーなど糖分(エネルギー源)の多い食品、栄養補助食品などを活用しましょう。
噛む力が弱くなっている場合や飲み込むことが難しい場合
小さく切る、やわらかく調理をして食べやすくする、とろみをつけるなどの工夫をします。
胃から直接栄養を摂る方法や、点滴で栄養を摂る方法などが行われることもあります。医師や看護師、栄養士と相談し栄養不足にならないようにしましょう。
石川 治 先生(群馬大学 名誉教授)、安部 正敏 先生(医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック/褥瘡・創傷治癒研究所)、中里 貴江 先生(訪問看護ステーション 有限会社きらくな家 代表)
褥瘡(床ずれ)
なぜ褥瘡(床ずれ)ができるのですか?
褥瘡(床ずれ)ができる直接の原因は、ベッドのマットや布団、車いすなどと接触する部分の皮膚への持続的な圧迫ですが、その他にも褥瘡(床ずれ)を発生させやすくしたり、治りにくくするさまざまな原因があります。
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褥瘡(床ずれ)
褥瘡(床ずれ)の傷は市販の石けん、ボディーソープで洗ってもいいですか?
褥瘡(床ずれ)の傷は市販の石けん、ボディーソープで洗わないでください。
傷は洗浄ボトルを用いて、生理食塩水または水道水のぬるま湯で洗います。
傷のまわりの部分は市販の石けん、ボディーソープで洗っても大丈夫です。肌にやさしい弱酸性の石けんをよく泡立てて、やさしく洗ってください。洗い流すときに、洗浄液が傷口に入っても問題はありません。
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褥瘡(床ずれ)
尿失禁、便失禁は褥瘡(床ずれ)に影響しますか?
失禁により尿や便が皮膚に長く触れていると、皮膚にふやけやかぶれ、ただれが起きやすくなり、皮膚が傷つきやすくなります。その結果、褥瘡(床ずれ)になりやすくなりますので、皮膚に尿や便が長い時間ついたままにしないようにしましょう。
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褥瘡(床ずれ)
「床ずれ」と「褥瘡(じょくそう)」は違うのですか?
「床ずれ」と「褥瘡」は呼び方が異なるだけで、同じ病気のことです。褥瘡(床ずれ)とは、ベッドのマットや布団、車いすなどと接触する部分の皮膚が長い時間続けて圧迫されることで血流が悪くなり、皮膚や皮下組織、筋肉などが死んでしまうことです。
石川 治 先生(群馬大学 名誉教授)、安部 正敏 先生(医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック/褥瘡・創傷治癒研究所)、中里 貴江 先生(訪問看護ステーション 有限会社きらくな家 代表)
褥瘡(床ずれ)
薬はどのように保管したらいいですか?
薬は湿気を避け、直射日光のあたらない涼しいところに保管してください。ただし、冷蔵庫に保管するなどの特別な保管方法が必要な薬もあります。医師や薬剤師に指示された保管方法を守ってください。
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褥瘡(床ずれ)
おしり以外にも褥瘡(床ずれ)はできますか?
褥瘡(床ずれ)はおしり以外にもできます。おしり以外でも、骨が突出していて、ベッドのマットや布団、車いすなどで圧迫されているところが褥瘡(床ずれ)ができやすい部位です。鼻、胃瘻(いろう)用などのカテーテルによる圧迫にも注意が必要です。
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褥瘡(床ずれ)
身近にあるもので処置に使えるものはありますか?
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褥瘡(床ずれ)
褥瘡(床ずれ)の傷が治ったらどのタイミングでケアをやめてもいいですか?
傷が治ってもケアやお薬をいつまで続けるかは、自己判断せずに医師や薬剤師などに相談しましょう。
また、褥瘡(床ずれ)の再発を予防するために、体の表面に加わる圧力を分散させるケアや体の姿勢や向きを変えるケアは続けていくことが大切です。医師や看護師から、再発を予防するケア方法の指導を受けましょう。
石川 治 先生(群馬大学 名誉教授)、安部 正敏 先生(医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック/褥瘡・創傷治癒研究所)、中里 貴江 先生(訪問看護ステーション 有限会社きらくな家 代表)
褥瘡(床ずれ)
気をつけるべき症状や体調の変化はありますか?
少しでも気になる症状や体調の変化があれば、医師や看護師などに相談しましょう。
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褥瘡(床ずれ)
おむつやテープでかぶれないようにするにはどうしたらいいですか?
おむつは吸水性が高く、逆戻りしない通気性のよいタイプを使用しましょう。おむつを何枚も重ねるとおしりの皮膚が蒸れたり圧迫されたりするので、重ねないようにしましょう。
テープは軟らかい素材のものを使用しましょう。テープを貼るときは、引っ張りすぎないように貼ります。テープをはがすときは、テープを貼っている周囲の皮膚を手で押さえながら、肌に刺激を与えないようにゆっくりとはがします。
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褥瘡(床ずれ)
褥瘡(床ずれ)ができていても入浴できますか?
原則的に入浴してもかまいません。
入浴することで血行がよくなるうえに、褥瘡(床ずれ)の傷をシャワーなどで十分に洗うことは褥瘡(床ずれ)の治療にも効果があります。全身の状態が安定していれば、積極的に入浴するようにしましょう。
また、傷のまわりを石けんやボディシャンプーで洗う場合は、傷に石けんやボディーシャンプーがなるべく入らないように注意しましょう。ただし、万が一入っても心配ありません。
湯船につかるときは、傷によってお湯が汚れるのを防ぐために、傷を防水性のドレッシング材(被覆材)でカバーしましょう。最後にドレッシング材(被覆材)をはがして傷にシャワーをかけます。
石川 治 先生(群馬大学 名誉教授)、安部 正敏 先生(医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック/褥瘡・創傷治癒研究所)、中里 貴江 先生(訪問看護ステーション 有限会社きらくな家 代表)
褥瘡(床ずれ)
褥瘡(床ずれ)ができたかどうかを見分ける方法はありますか?
皮膚が赤くなっている場合、それが一時的なものか褥瘡(床ずれ)なのかを見分ける必要があります。最も簡単なのは、赤くなった部位が圧迫されない姿勢にして、約30分後に赤みが消えているかどうかを観察する方法です。赤みが残っていれば褥瘡(床ずれ)の可能性がありますので、すぐに医師または看護師に相談しましょう。
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褥瘡(床ずれ)
褥瘡(床ずれ)が治るまでにどれくらいかかりますか?
褥瘡(床ずれ)が治るまでの期間は、患者さんの体の状態や褥瘡(床ずれ)の傷の状態により違います。浅い褥瘡(床ずれ)の傷は1ヵ月ほどで治りますが、深い褥瘡(床ずれ)の傷は数ヵ月から1年以上かかることもあります。
石川 治 先生(群馬大学 名誉教授)、安部 正敏 先生(医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック/褥瘡・創傷治癒研究所)、中里 貴江 先生(訪問看護ステーション 有限会社きらくな家 代表)
褥瘡(床ずれ)
食事で気をつけることはありますか?
栄養がかたよらないように、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂るようにします。
水分は1日に体重1kgあたり25mL、エネルギーは体重1kgあたり25~30kcalを目安に摂るようにしてください。また、毎日の食事量に変化がないか気をつけましょう。食事が十分摂れなくなったら、医師や看護師に相談してください。
食事を摂るときの姿勢は、高すぎないテーブルを前にして、背もたれのあるいすに深く腰掛け、前かがみの姿勢をとりながら、両足のかかとをきちんと床につけるようにします。なお、マヒが体の片方にあるなどの理由で左右のバランスがとりにくい場合は、肘(ひじ)当て付きのいすを使うとよいでしょう。
食事を介助する場合は、患者さんの横に座り下から食べ物を口に運ぶようにします。
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褥瘡(床ずれ)
介護サービスはどうやったら受けられますか?
介護サービスを利用するためには、市町村が行う「要支援・要介護認定」の判定が必要です。まずはお住まいの市町村の担当窓口に「要支援・要介護認定」の申請をしてください。判定された要支援度・要介護度に基づいて「ケアプラン」が作成された後、介護サービスを受けることができます。
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褥瘡(床ずれ)
体の向きや姿勢を変えなければいけないのはどうしてですか?
褥瘡(床ずれ)は、ベッドのマットや布団、車いすなどと接触する部分の皮膚が、長い時間続けて圧迫されることによりできます。褥瘡(床ずれ)ができたり、悪化することを予防するためには、体の同じ部位の皮膚に加わる力を小さくし、負荷がかかる時間を短くしなければなりません。そのためには、適度に体の向きや姿勢を変える体位変換が大切です。
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褥瘡(床ずれ)
褥瘡(床ずれ)は治りますか?
褥瘡(床ずれ)の傷が浅い場合は、ほとんどがすみやかに治ります。しかし、褥瘡(床ずれ)の傷が深い場合、症状が悪化すると治るまでに時間がかかります。特にお年寄りでは全身の状態がよくない場合もあり、治るまでに1年以上の時間がかかることがあります。
また、お薬や手術による治療だけでなく、褥瘡(床ずれ)ができた原因を取り除くケアを同時に行うことが大切です。
石川 治 先生(群馬大学 名誉教授)、安部 正敏 先生(医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック/褥瘡・創傷治癒研究所)、中里 貴江 先生(訪問看護ステーション 有限会社きらくな家 代表)
褥瘡(床ずれ)
褥瘡(床ずれ)ができてしまっても自宅で介護できますか?
まず、入院での治療が必要かどうかを医師や看護師に相談してください。入院の必要がない場合は自宅で介護することができますが、往診、訪問看護、体圧分散用具のレンタルなどのサービスが利用できる場合もありますので、医師やケアマネジャーなどに相談してみましょう。ただし、介護者の身体的・経済的な負担も考えられるため、さまざまな面からの検討が必要です。
石川 治 先生(群馬大学 名誉教授)、安部 正敏 先生(医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック/褥瘡・創傷治癒研究所)、中里 貴江 先生(訪問看護ステーション 有限会社きらくな家 代表)
褥瘡(床ずれ)
円坐(ドーナツ型クッション)を使用してもいいですか?
円坐(ドーナツ型クッション)の使用は避けてください。
円坐を使用すると、皮膚にあたる部分に圧力が加わることにより血流が悪くなり、褥瘡(床ずれ)ができることがあります。また、座るときに円坐を使用すると姿勢が不安定になります。
石川 治 先生(群馬大学 名誉教授)、安部 正敏 先生(医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック/褥瘡・創傷治癒研究所)、中里 貴江 先生(訪問看護ステーション 有限会社きらくな家 代表)
褥瘡(床ずれ)
褥瘡(床ずれ)を予防するために大切なことは?
褥瘡(床ずれ)の予防・早期発見には、全身の皮膚の状態をよく観察することが大切です。入浴や着替えのときなどに皮膚をよく観察しましょう。
また、褥瘡(床ずれ)の原因となる圧迫・ずれ、皮膚の汚れ、栄養不足などを取り除くケアを行うことが大切です。
石川 治 先生(群馬大学 名誉教授)、安部 正敏 先生(医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック/褥瘡・創傷治癒研究所)、中里 貴江 先生(訪問看護ステーション 有限会社きらくな家 代表)
褥瘡(床ずれ)
褥瘡(床ずれ)ができるのはお年寄りだけですか?
褥瘡(床ずれ)ができるのはお年寄りだけではありません。
次のような状態の人は、年齢に関係なく褥瘡(床ずれ)ができやすいので注意が必要です。
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