ツツガムシ病は、ツツガムシに刺されることによって引き起こされる病気です。
ツツガムシに刺されると、5~14日で悪寒や頭痛を伴った40℃前後の発熱があらわれます。主にからだや陰部、わきの下に、直径1~2cmの赤い発疹[紅斑(こうはん)]と中心が黒色のかさぶたの刺し口がみられます。症状が出てから2~7日後に、2~5mmの淡い紅色の発疹がからだ中に広がり、7~10日でなくなります。
日本では、北海道や沖縄を除く全国で症例の報告がありますが、関西に少なく、北関東に多いといった地域性があります。
ツツガムシ病の症例画像
監修:京都大学 皮膚科 名誉教授 宮地 良樹 先生