手足口病は、ウイルスに感染することによって引き起こされる感染症です。 主な感染経路として、コクサッキーウイルス(A6型、A10型、A16型)、エンテロウイルス(71型)などの飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスを介する感染経路)が知られています。感染すると、2~5日後に口の中、手の平、足底などに2~3mmの小さな水ぶくれがあらわれるのが特徴です。特に口の中は水ぶくれがつぶれると口内炎のような潰瘍(かいよう)ができることもあり、十分な飲食ができなくなる場合もあります。水ぶくれは、7~10日で跡を残さずなくなります。皮膚のかゆみや痛み、発熱を伴う場合がありますが、熱は38℃以下であることがほとんどです。乳幼児に多くみられます。
手足口病の症例画像1
手足口病の症例画像2
監修:京都大学 皮膚科 名誉教授 宮地 良樹 先生
皮膚のトラブルになった時に大事なのは、専門性の高い医師に相談すること。
あなたに合った病院・医師を見つけましょう。